【雑食】日本の食養生の考え方でも「まごわやさしい」というのがありますが、魚介類は縄文時代から続く貴重な蛋白源だった。

雑食
 
玄米菜食が体にいいと言っている人がいますけど、はっきり言えば嘘としか言いようがないものです。
古い日本人でも確かに現代病(癌やリウマチやアレルギー)は非常に少ないですが、病気や早死にが少なかったわけではなく、栄養学的に良いタンパク質やミネラルやビタミンが入ってきません。
日本の食養生の考え方でも「まごわやさしい」というのがありますが、魚介類は縄文時代から続く貴重な蛋白源であり、これを避けて健康になれる道理はありません。
逆方向の理由で私はMEC食も推奨しません。
 
肉は肉で肉食禁止令というのが嘘でしたから私は否定しません。
古代民族も肉をよく食べていましたし彼らの方が健康で長寿でした。
そこにこの一万年の文化を考えたとき、結局私は雑食を推奨しています。
アイヌ人は農耕も一部手掛けていてひえやあわやそばなどを栽培していたともいわれます。
炭水化物=悪とまではかんがえていないで、割合を考えながら様々なものを食べることが、栄養だけでなく美味しい食事にもつながっていくでしょう。
 
畜産の是非はここでは語りませんが、お酒を飲まない人はほとんどが、玄米などのご飯と味噌汁におかずが1~2品という感じではないでしょうか。
私は玄米も時々で小麦モノも時々で肉+まごわやさしが多いですね。
なぜならお酒飲みだからです。
まあ三食でないことを推奨している手前、2品くらいは食べてほしいですがそれでいいのです。
日本の定食やつまみ料理というのは、実は理にかなっていることがあるなと感じることは多い。
そしてそこで意識してほしいのは次の三点ですね。
 
1.季節に合ったものを食べること
2.日本の風土に合ったものを食べること
3.食ベ物を丸ごと食べること
 
1.季節に合ったものを食べる
まず「季節に合ったものを食べる」ですが、これには「旬のものはおいしい」以上の意味があります。
よく、旬のものは「滋味がある」などといいますが、これは栄養豊富でおいしいという意味。
ふさわしい季節に育ってこそ、野菜の栄養価は高まるのです。
また東洋医学では、夏の野菜には体を冷やす作用、冬の野菜には体を温める作用があると考えられています。
したがって、たとえば真冬に、きゅうりやトマトを食べるのは、わざわざ体を冷やして病気を招くことにつながります。
冬には、やはり冬の野菜を食べる。
こうして自然の摂理に従うことが、何より健康の秘訣なのです。
 
2.日本の風土に合ったものを食べる
次の「日本の風土に合ったものを食べる」というのは、「身土不二」という考え方に基づくものです。
ただ、現代食が浸透している今では、何が「日本の風土に合ったもの」なのかが非常にわかりにくくなってしまっています。
世界中の農作物が、日本でも作られるようになっているからです。
その一方で、料理界では和の食材が見直されてきているという、よい流れもあります。
イタリアンやフレンチで、ごぼうやかぶ、大根、しそといった和の野菜を使う店も増えてきているようです。
それにならって、家庭で料理をする際にも、「和野菜」をキーワードに献立を考えるといいでしょう。
「毎日、和食は嫌だ」という人でも、和の素材を洋風にアレンジすれば、飽きることなく「日本の風土に合ったもの」を食べつづけることができます。
 
3.食ベ物を丸ごと食べる
最後の「食べ物を丸ごと食べる」は、「ホールフード(Whole Food)」とも呼ばれる考え方です。
たとえば、穀類や根菜類は糖質が高いのですが、丸ごと食べれば体に適した間接糖の形で取り入れることができます。
精米した白米は、米の栄養素をすべて取り去られた、ただの糖質のカタマリに過ぎません。
また和食はすぐれた発酵食品が多いことも特徴で、みそ、しょうゆ、塩麹、納豆、ぬか漬けをはじめとした漬け物……すべて乳酸菌や麹菌など、微生物の働きを利用した発酵食品です。
ま、古代民族は発酵食品さえ食べないで健康ですが、彼らには衛生の感覚が薄いのですべて真似るのも現代人には難しいでしょう。
いろんなものを自然に近い形で摂ることで、病気の予防に役立ててもらえばと思います。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2736811369735932

シェアする

フォローする