日本人は食事の質にこだわりすぎてタンパク質欠乏状態に陥っている

朝は何を食べる?

僕の朝ご飯はだいたいベーコンエッグとか、ソーセージとかだったりします。前の日の残ったものがあるときはそれを食べますけど、基本的に朝は時間が無いので簡単に食べれるものを食べることが多いです。

そのことを患者に伝えると、「ベーコンとかソーセージって、添加物が多くないですか?」って言われることが多いですね。はい、僕の買ってるベーコンやソーセージは近所のスーパーで売ってる普通のもので、特にこだわりはありません。きっと添加物も入っているでしょう。でも、僕はあまり気にしませんね。

現代人は食事の量は十分に摂れているけれど、質的な栄養欠乏の人が多いです。特にタンパク質が足りない人が多く、長期にタンパク質欠乏が続くとタンパク質を消化する胃の粘膜が薄くなり、胃液の分泌が低下することでタンパク質の消化がさらに難しくなります。

タンパク質は基本的に貯蔵できないので常に摂り続ける必要があり、また胃液の分泌が低下している人は一度にたくさんのタンパク質を消化できないため、少量頻回食が必要になります。だから朝食を摂ることはマストなんですね。

人間基本的に栄養が十分満たされていれば、多少の毒は肝臓で解毒できるので大きな問題にはなりません。だから僕は添加物の害を気にするよりも、タンパク質不足で体の機能が正常に働けないことの方を気にするべきと考えています。

実際食事指導を行って、朝食を摂る人と摂らない人とでは、栄養改善のスピードが全く違います。時間が無ければコンビニの唐揚げとかでも良いからなんか食べてって指導しているのはそのためです。朝からタンパク質を摂る食生活を習慣づけて欲しいと思っています。

朝ご飯を摂らないで健康な人って僕は見たこと無いですね。一見健康そうとか、健康風な人は見かけることもありますけど、よくみれば頭がハゲ散らかっていたり、お肌が浅黒くカサついていたりします。栄養って正直だなって思いますね。

朝ご飯を摂る習慣が無い人なら、まずは何でも良いから摂る習慣からつけましょう。そして徐々に肉ッ気を増やしていく。慣れれば朝からステーキだって食べられるようになりますよ。でも僕は今朝、380gのステーキを完食できませんでしたけど。

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