油は人体を構成するうえで極めて重要なものですが、ほとんどの方は油=悪だという考え方しかせず、さらにいえば肉の脂=悪だという短絡的な発想しかしていないようです。

油は人体を構成するうえで極めて重要なものですが、ほとんどの方は油=悪だという考え方しかせず、さらにいえば肉の脂=悪だという短絡的な発想しかしていないようです。
その結果現代人の多くの方が病気を引き起こし、さらには食を指導するような医者や栄養士までもが、歴史や人間の生物学的特徴を無視し、油を敵対視しています。
肌はかさかさ、生気はなく元気もなく、それでいて野菜は体にいいんだばっかりの大合唱になっている人が、皆さんの周りにもいらっしゃらないでしょうか。
その人たちの歯を見れば虫歯があったり差し歯があったりしないでしょうか。
 
私たち人類は文明に溺れ、利権集団が引き起こしたあらゆる洗脳に引っかかって生活しています。
油に関してその洗脳の最たるものは油やコレステロール=悪だというものと、植物油=体に良いという洗脳でしょう。
そして本書はそのような洗脳には左右されず、先住民が健康な体を持っていたという点にも着目し、生物として人間が何を元々食べていたのかを考慮して書いています。
内容はできるだけ平易になるよう、編集協力していただき筆を入れる形をとりました。
糖との関係も考えていただきたいので、同社による「一日三食食べるのをやめなさい」なども一緒に読んでいただければよいかなと思います。
 
油について学ぶとき、最後はその学問など大きな意味をなさないということも考えてください。
自然の世界で先住民たちが食べてきたのは、決してフルーツ第一主義ではありません。
お菓子などもちろんありません。
玄米採食でもありません。
ただ自然にあるものとその土地にあるものであり、さらにいえば彼らは栄養学など微塵も知らず興味もない中で、健康な体を維持していたのです。
そうすれば私たちが学ぶことは油の栄養学よりも、そういう生き方、自然な食べ方、手作りで食べる事、家族で食べる事、生で食べることの重要性、食べるとは命を奪うということの認識、味がおいしいかどうか、そして死や病気への執着を見直す事でもあります。
死や病気にばかり固執するほうが実は病気になってしまうこともあるのです。
 
よってこの本(「その油を変えなさい」)の内容を100%実行する必要はないと私は思います。
時には悪い油を使ったり食べても良いかもしれません。
しかし知っていること、リスクを下げる事、なにより最悪のものを排除するよう意識するだけで、病気の予防にはなるうえ食事もおいしくなるのです。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2545563615527376

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