ココナッツオイルは長鎖脂肪酸油・・・中鎖脂肪酸は約12%。残り約88%は長鎖脂肪酸

ココナッツオイルは長鎖脂肪酸油である
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は約12%。残り約88%は長鎖脂肪酸です。よって、ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸は含むものの少量のため、中鎖脂肪酸の働きを期待できるものではありません。
(※ラウリン酸(C12)は、80%以上がリンパ管経由で吸収されますので、長鎖脂肪酸と思っていいです)
ミトコンドリア代謝において、中鎖脂肪酸は「カルニチン」を必要としません。だから、エネルギー源として優秀なのです。日本人の多くが、食文化的にもカルニチン不足ですから。
しかし、長鎖脂肪酸のエネルギー代謝では、カルニチンを必要とし、他にもビタミン・ミネラルなどを消耗します。
MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、もちろん100%です。(カプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)です。)
つまり、こうしてみると、糖質制限食で勧められているココナッツオイルは、実はエネルギー効率の悪い油脂であることがわかります。動物性脂肪に比べたら、いくらか良いぐらいです。
中途半端なアブラ指導は、高脂肪食において必ず「失敗」します。事実、そういう方をたくさん見てきました。
治療食としてのケトン食は、MCTオイルがメインです。そして、付随して、オメガ3が続きます。よくある、動物性脂肪やココナッツオイル、オメガ6を「メイン」にするのは、逆効果です。

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参照:https://www.facebook.com/nobunaga.yoshitomi/posts/1618670658313296

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