アメリカや世界の自然災害の発生件数と経済的損失が黙示録的な増加を続けていることから予測される「2020年はさらなる覚悟の時代となる

激動の大変革時代は急激に進む。人類の意識転換は社会システムの転換ではなく、自然環境外圧の大変革によってこそ齎されるのかもしれない。

「indeep」さんより抜粋・引用リンク

◆地球の自然災害が新たな段階に入ってきている可能性

前回は、フィリピンのタール山という火山が壊滅的な大噴火を起こしたことを以下の記事で取りあげさせていただきました。

また、その前後も、日本を含めて世界各地で連続して大きな噴火が発生していまして、また、やや規模の大きな地震も非常に増えています。それらは以下の記事などでふれていますので、ご参照下されば幸いです。

◇2020年に入って以来、世界中で絶え間なくM5以上の地震が発生し続けているリンク
 アース・カタストロフ・レビュー 2020年1月10日

◇独自の生態系を持つガラパゴス諸島のフェルナンディナ島の火山が噴火リンク
 アース・カタストロフ・レビュー 2020年1月14日

◆自然災害の発生件数と経済的損失が黙示録的な増加

そのような自然の状態となっている中、アメリカ海洋大気庁(NOAA)が、「 1980年から 2019年までのアメリカで、10億ドル(約1000億円)以上の経済的損失を出した自然災害の発生状況と損失額の推移」を発表していました。21世紀以降のこの 20年間ほどは特に飛躍的に増えていることがわかります。

もう少し、詳しく見てみますとアメリカでのハリケーンの発生回数がものすごく増えたというわけではないですので、「 10億ドル以上の経済的損が出やすい強力なハリケーンが増えた」ということだと理解できそうです。ひとつの暴風雨での被害がどんどん大きくなっている。

ちなみに、このアメリカの自然災害のデータが、たとえば、日本などのデータと大きく違うのは、

「地震による大きな経済的被害がない」

ことです。アメリカでも地震そのものは起きますが、数十年に一度起きるような大地震を別にすれば、基本的に大きな人的被害や経済的被害が出る地震はあまり起きません。そこが地震が多く発生する日本やインドネシア、フィリピンなどの国と違う部分です。

◆全世界のすべての種類の自然災害の発生件数自体の推移が同曲線となっている

ただですね。

アメリカに関しても、確かに大きな経済的被害を出すような地震は起きていないかもしれないですが、単純に「地震の発生数」だけをグラフにしますと、「異常なほど増えている」のです。1800年頃から、唐突に火山活動が頻繁になっていたことがわかりまして、そして特徴的なのは、

「下がっていく部分がない」

のですね。というより「全世界のすべての種類の自然災害の発生件数自体の推移が同じような曲線となっている」とも言えるのです。

2016年に、以下の記事リンクで、西暦 1900年からの 120年間ほどの間の地球の自然災害による経済的損失が壮絶な増加を示していることをご紹介したことがあります。あるいは、昨年の以下リンクの記事では、「 2019年の前半6ヵ月だけ」で、自然災害による経済式損失は「 8兆円」にのぽったことを取り上げました。

そして、今年は、最初の数日間で、近年なかったような巨大な火山噴火が発生し、世界各地で地震も増加し続けています。今年 2020年が、このままどんどん自然災害が増加していく年になるのかどうかはわからないですが、先ほどの「火山噴火の記録の推移」や「アメリカでの地震発生件数の推移」などに示されていますように、

◆「減っていくことが示されない」

という、現在に至るまでのさまざまなデータがあるということから、今後も自然災害は、規模も件数も増加していくと考えざるを得ません。前回の記事の最後のほうにも書かせていただきましたけれど、「何も起きない」というように考えるよりは、「いろいろ起きていく」と考えて生きていくほうが、何かあった場合に、精神的に楽である部分もあるかと思います。

これまでもそうでしたけれど、2020年からはさらに、覚悟の時代というようなことになっていきそうです。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352856

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