京都で26日(土)夜に地震相次ぐ

国内:京都で立て続けに震度2、断層に挟まれた京都盆地
 この1週間、国内で観測された地震回数は前週よりも少なくなっています。震度3以上の地震は発生していません。(10月21~26日の集計)

 26日(土)21時32分頃、京都府南部を震源とするM3.6の地震が発生しました。この地震で京都市や亀岡市で震度2を観測しています。そのわずか40分後にほぼ同じ震源でM2.9の地震が発生し、京都市で震度2の揺れを感じました。

京都盆地は東西の断層に挟まれており、しばしば強い地震に見舞われています。最近では2014年にM4.3の地震が発生して、亀岡市や南丹市で震度4、2001年のM5.4の地震では京都市や長岡京市で震度4の揺れを観測しました。

 歴史的には1596年の慶長伏見地震と呼ばれる、推定でマグニチュード7を超える直下型の地震が発生し、多くの方が亡くなったと伝えられています。近年は直下型の大きな地震が発生していない京都盆地周辺ですが、注意が必要なエリアと考えておく必要がありそうです。

世界:大西洋でM6.3 トランスフォーム断層の地震
 アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。

 24日(木)に大西洋でマグニチュード6.3の地震が起きました。陸地から離れており、周辺に島がないため影響は出ていません。

 大西洋は南アメリカプレートとアフリカプレートが離れていく海嶺に当たります。海嶺付近ではそれを横切る形で「トランスフォーム断層」が形成され、しばしば横ずれ型の強い地震が発生します。

 今回の震源近くでは2016年にマグニチュード7.0を観測した記録が残っています。ただ、横ずれ型のため、津波が発生するリスクは比較的小さいと考えられます。

参照:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191027-00011492-weather-soci

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