人間だけが特別な老化と死亡率を持つ

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◆人間だけが特別な老化と死亡率を持つ

ところで、イチョウなどの樹木が「基本的に永遠の生命を持つ」ことと「年老いることもほぼない」ということが判明したわけで、そういう意味では「イチョウは特殊な生命」のような響きを感じますが、実は、地球の生命の中では、もっと奇妙な老化と死亡率を持つ生命体があります。

それは人間です。実は、「老化すると急激に死亡率が上昇する生命体は、人間以外には地球にいない」のです。それは以下の記事などに記しています。

ドイツのマックスプランク人口研究所などが科学史上で初めて挑んだ「地球上の生命種の老化と死亡する確率の関係」」の大規模研究で、「そうなる理由がわからない」という結論の記事でした。

・進化論の崩壊の序曲? : 「なぜ老いるのか」という理由がわからなくなった科学界リンク

◆科学では何の説明もできない高齢化

この記事で翻訳してご紹介した記事の冒頭は以下のようなものです。
なぜ私たちは年をとるのか? 科学では何の説明もできない高齢化という問題は最近のメディアでは最も注目される話題であるにも関わらず、科学者からはそれに対しての答えは出ない。最新の人間と動物、そして植物の統計データは、老化プロセスにおける極端な多様性を明らかにした。

しかし、既存の進化論ではこれらを説明することができないのだ。寿命と死亡率は生命種によって大きく異なる。死亡する確率が年齢と共に上昇するという事実は、人間には適用することができるが、全般として見れば、生物の真実ではない。

大まかには、地球の生命は以下の3つに分類されます。
地球の生命体の老化と死亡確率の分類

・年を取るにつれて死亡率が上昇する
・年を取るにつれて死亡率が「下がる」
・死亡率が一生を通じて一定

人間はひとつめの「年を取るにつれて死亡率が上昇する」に該当するわけですが、年老いた後の死亡率が他の生物と比べて、あまりにも急上昇していて、「地球には同じような死亡率をもつ生命体はいない」ことがわかったのです。

◆人間だけが特別に奇妙な老齢化と死亡率を持つ生命

基本的には、人間だけが特別に奇妙な老齢化と死亡率を持つ生命なのです。なぜ、人間だけがそうなのか。そもそも「なぜ老化するのか」も、科学ではその理由がわからないままです。

それに、老化と外観の奇妙な関係を持つのも、ほぼ人間だけです。人間は子どもと老人とではずいぶんと見かけが違いますが、ヤドカリやネズミやイワシや、あるいはどんな動物でも、年齢でこんなに外観が変化する生命はほぼいません。

進化論からいえば、「すべての地球の生命種の老化の理論と死亡率との関係は、基本的に同じでなければならない」のに、実際には、人間だけが不思議な老化と死亡率を持って地球に存在しています。なぜ人間だけがそうなったのか。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352863

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