野生動物は癌にはならない・・・一般人は野生動物が長生きしないから癌にならないのだという論調を並べる。本当なのだろうか?

よく言われる話として野生動物は癌にはならないというのがある。
そして一般人は野生動物が長生きしないから癌にならないのだという論調を並べる。
前者はほぼ正しいが後者は正しくはない。
 
これらは動物学者や獣医さんの受け売りだが、野生動物でも長生きしている動物は当然たくさんいるのだ。
でもその動物たちはやはり癌の発生率が人間とは格段に少ないそうである。
やはり野生動物がかかる病気の筆頭は感染症、骨折による死、飢餓、老衰や食欲不振に伴うものであって、リウマチでびっこを引いている野生動物もまず見かけない。
 
彼らには糖尿病などという生活習慣病もほとんど皆無である。
つまりこれらに代表される現代病というのは、大半は人的世界によってつくられた病気なのである。
しかもその原因の大半になっているのは社会毒、食べ方)、環境物質)であって、それがなければその病気にはとてもなりにくいのである。
このことを示す最も有名な例がイヌイットの話だ。
 
昔のイヌイットはほとんどの人が動脈硬化性疾患や癌にはならなかった。
現代科学上一番の原因と推測されているのが、彼らが生の質のいいアザラシ肉を食べていたからではないかということである。
その中には多くの微量元素やビタミンやEPAその他が含まれていた。
しかし彼らは移住し西洋的な食生活や住環境に囲まれるようになる。
そうすると彼らには今までほとんど経験したことのなかった癌や動脈硬化性疾患が激増したのだ。
 
まずあなたの病気、それが重病であっても、その病気は必然として起こっているし、本来人間は現代人がかかる多くの病気を、そもそも持ち合わせていないのだ。
これは決して宗教的な感覚ではなく明確な科学的考察である。
 
癌、動脈硬化性疾患、膠原病、アレルギー、また現在原因が特定されていない多くの身体疾患とやらは、実は人間がこれほどまでにかかる病気ではなかったのだ。
確かに現代社会が存在しているので、なってしまったらしょうがないのだが、そこから考えを巻き戻さない限り、本当の意味での治癒は可能性としてさえ見えなくなる。
 
さらに言えば癌は病理診断をもとに行うが、その病理診断がすごくいい加減なことを皆さんは知っているだろうか?
実はこれもまた病理医の主観である。
 
臨床医をやっていると病理医の診断が違うなどというのはよく見かける行為であり、外科医や内科医でも病理の顕微鏡をのぞく人がいるが、その人たちと病理医の診断も、これまた違うことがしょっちゅうである。
 
いわゆる死にかけたら、もしくは死という状態であれば病院に行くのはかまわないのだ。
死にかけ状態であるからこそ現代医学が使う毒が初めて効果を発揮する。
しかしほとんどの安易な病気、安易な症状で医者にかかるのは命を縮めるだけなのである。
ぜひそのことを肝に銘じて頂きたい。

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