医療機関の崩壊、医師の減少が、結果として疾病死亡率の低下を招く:医者もカネがなければ生きれない。カネが第一、健康第二である社会システムでは健康な生活を送れるわけがない。

以前、財政破綻した北海道の夕張市では病院や医師が軒並み減少したそうですが、病院がなくなり医師がいなくなることで死亡率が低下したそうです。

現代社会システムはもっとも権威あるものが「カネ」であり、人間の生命、健康など二の次、三の次であるのは誰でも知っている事実です。もちろん大手マスメディアでの言説上では逆の構図の建前ですが。

この構図が変わらない限り、真に人間が健康で充実した人生を送るくとは不可能でしょう。

 病院が無くなる!となれば、常識では恐ろしいことのように思えるが、現実はそうでもないようだ。例えば、財政破綻した夕張市では、医大病院などもなくなり、医療が崩壊した結果、市民が自主的に免疫力の強化や予防などを行って、疾病による死亡率が下がったという。

以下引用リンク

今も昔も「健康」は人が最も求めることで、それ故に医学、医者が重宝されてきました。大怪我やウィルス感染、急性の病症で即生死に直結する異変が起きた時に医療知識のある専門医が一命を取りとめることは現代の医療技術ではほぼ可能となってきています。

また、健康診断などで少しでも異常が見つかればガイドラインどおりの治療が始まります。西洋医学が主流の治療はイコール医薬品を使うということです。これが兎にも角にも正しい治療ということになっていますよね。薬を使った治療以外にも体にメスを入れる手術が行われます。

もちろんこうした対処療法は緊急時では有効なケースも多々あると思われます。一方で明らかに生活習慣病と言われている現代病も同じように薬物療法などの処置をします。

冷静に考えれば、食事を見直し健康体になるべく免疫力を上げていけば改善できる医者が不要な自己管理対処すらも医者にかかれば安心と言わんばかりに処方された薬を飲み安心している人が多いですよね。

●医者の役割とは何なのか
医者のストライキで患者死亡率が減った3つの国の有名な例をあげます。

 1973年にイスラエルで医師のストライキが決行された時には、診察する患者の数を1日あたり6万5000人だったところを7000人に減らした。そしてストは1ヶ月続いた。エルサレム埋葬協会によると、医師のストライキの期間中、人々の死亡率が半減したという。イスラエルでこれほど死亡率が減少したのは、1950年代に医者がストライキをした時以来である

 11976年、コロンビアの首都ボゴタで、医師たちが52日間のストライキを行い、救急医療以外はいっさいの治療を行わなかったところ、ストライキの期間中、死亡率が35%低下したという。コロンビアの国営葬儀協会は「事実は事実である」とコメントした

 1同じ1976年、アメリカ合衆国のロサンゼルスでも医者らがストライキを行った。この時は、死亡率が18%低下した。ストライキの期間中、手術の件数は60%減少していた。そして、医師のストライキが終わり、彼らが医療活動を始めると、死亡率がストライキ以前と同じ水準に悪化した

また、カナダの例はあまり紹介されていないようですが、同様に医師のストライキの例がありました。

 2003年カナダ・トロントではSARS蔓延防止の為に病院を閉鎖。救急治療以外の診療は中断された。その間、緊急を要さない多くの手術がキャンセルされた。その結果、過去2年のデータと比較するとごくわずかながら死亡率が減った

また、我が国日本でも死亡率が減った事象が北海道夕張で起きたことで話題になりました。参考リンク:リンク

●日本一の高齢化率だった夕張市の医療は崩壊
・財政破綻した夕張市は171床あった総合病院が19床にまでになり多くの医者がいなくなった
・高度な医療機器も医大もなくなった
・救急病院がなくなったので救急車も救急搬送ができなくなった

何が起きたか
・住民は医者に頼らなくなった。行かなくなり免疫力をあげることに力をいれる人が出てきた
・高齢の方はがんが見つかっても治療せずに放置
・救急車を呼ばなくなり全国平均では上昇する出動数と反比例して激減。医者が必要なときは在宅医を呼んで自宅で治療
・結果、疾患別死亡率が低下した

こうした点から医者がいるから多くの人は医者に頼って自分の体のことを本気で考えないのではないでしょうか。西洋医学が主流の医者ができることは非常に限られており、症状別のガイドラインに沿った薬物治療の対処です。

高齢で老衰で亡くなる老人の体にはがんが見つかることが多いと言われています。それでもがんで体が冒されて亡くなるわけではなく、がんと共に生きて往生されるのですね。決して医療行為による死ではないので穏やかな最後を迎えられるのです。

米国 Choosing Wisely(賢い選択)キャンペーンによる医者と患者の関係

2012年米国のABIM財団は医師、患者共に過剰医療、検査を行わないよう推奨5項目をあげ、各医学分野学会に依頼をしています。また、カナダも追随してカナダ医師会が主導しています。

以下一部紹介(全部は「日本の医者は絶対言わない/やっても無駄な治療50」のリンクを参照ください)

- 自覚症状のない成人に対し、定期的な健康診断は不要である。
- 頭部を打ったからといって、CT検査をするのは、ほとんど無意味である
- 予測される寿命が10年以内の人ががん検診を受けるのは、ほとんど無意味である
- 成人の不眠症に対し、最初の治療介入として抗精神病薬を継続的に処方してはならない。
- 4歳以下の子供の風邪に薬を使ってはいけない
- 30~65歳の女性で子宮頸がんの細胞検査を毎年受けるのは、ほとんど無意味である
- 頭痛の原因を調べるための脳波検査は無駄である

本当は多くの医療行為、医師の処置が無駄、過剰であることは業界内で周知の事実なんだと思います。たくさんの医者が不要な社会を築いたほうが笑顔な最後を迎えられるのかもしれないです。

ただ、そこで動く巨額のお金、利権が絡むことで、真実を覆い隠して何も知らない(真実の情報を持っていない)患者が犠牲になるという構図が出来上がっているのでしょうね。

最後に医療ジャーナリストの富家孝氏の痛烈なコメントです。

 医療関係者の生活を維持するためには、病人や病気が減っては都合が悪い。医者にとって、患者は『生かさず、殺さず』がベストなのである

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=324619

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