被曝後に肺がん、死亡の作業員に労災認定 福島第一原発

東京電力福島第一原発事故の作業で被曝(ひばく)した後に肺がんで死亡した50代の男性について、厚生労働省は4日、労災を認定したと発表した。事故対応にあたった作業員が被曝によるがんで労災認定されたのは5人目。肺がんでは初めてで、亡くなったケースの認定も初めてとなった。

 男性は電力会社の協力企業の社員で、1980年から2015年9月まで、複数の原発で放射線管理の業務をしていた。11年3月の福島第一原発事故の後は、除染作業をする現場の放射線量を事前に測る作業などにあたった。16年2月に肺がんが見つかり、その後死亡。男性の遺族が水戸労働基準監督署(茨城県)に労災を申請していた。認定は8月31日付。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180904-00000087-asahi-soci

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