露メモ プーチンが開発を進める超兵器が続々と公になってきた

プーチン大統領が開発を推し進める「超兵器」――レーザー兵器、原子力エンジン搭載ミサイル、無人潜水艦――の詳細と威力が、デモンストレーション動画と共に徐々に明らかになってきた。

(以下、リンクより引用)

■ブレヴェストニク(嵐を告げるもの)
「我々は新しいタイプの戦略兵器を開発し始めた。これは、目標に向かって飛行する際に弾道軌道を通らないから、MD(ミサイル防衛システム)は役に立たず、意味を失う」。このようにプーチン大統領は、ロシア国内と世界に新型巡航ミサイルをデモンストレーションしつつ説明した。このミサイルは原子力エンジンを搭載しており、地球を何周でもできる。

イズベスチヤ紙の元軍事問題評論家、ドミトリー・サフォノフ氏が、ロシア・ビヨンドに説明したところによると、この新型ミサイルは外見は、国産ミサイル「Kh-101」または、アメリカの周知の「トマホーク」に似ている。「しかし、ロシアが新たに開発したミサイルには、小型だが極めて強力な原子力エンジンが搭載されており、射程距離をはるかに伸ばすことができる(トマホークとKh-101の射程距離はそれぞれ2500kmと5000km)」。サフォノフ氏はこう指摘した。しかも、このロシアの新型ミサイルは、低空飛行するのでほとんど発見されない。 簡単に言うと、現代のミサイル防衛システムでは捕捉できな超音速で、地形を縫うようにしながら、目標に向かって飛んでいく。これがプーチン大統領が強調した点だった。

■ポセイドン
これは新開発の無人潜水艦で、類似の原子力エンジンにより、文字通り七つの海を無限回渡ることができる。しかも、大統領によれば、これは無音のロボットであり、事実上海底に沿って目標に移動できる。

「非常な深度で、潜水艦および最も現代的な魚雷の何倍もの速度で、いやあらゆる水上船を上回る速さで、大陸間を航行する」。プーチン大統領は述べた。複数の軍事専門家によると、「ポセイドン」は、水中の大量破壊兵器プロジェクト「ステータス6」の研究成果だ。「おそらく、これはソ連のプロジェクトを発展させたものだろう。この水中無人機は、敵に発見されずに、コバルト爆弾を敵国の沿岸に運び、それを爆発させて巨大津波を引き起こし、一瞬にして大都市を壊滅させる」。タス通信の軍事評論家ヴィクトル・リトフキン氏はロシア・ビヨンドにこう説明した。

■ペレスヴェート
これはアメリカ軍が熱心に実験しているレーザー兵器のロシア版だ。しかし、このロシア国産レーザー兵器第1号の性能は、大統領も軍も明らかにしていないので、 今のところ秘密のベールに包まれている。

「レーザー兵器開発で大きな成果が得られた。これは単なる理論やプロジェクトではなく、生産の始まりでさえない。昨年以来、軍はすでに戦闘用レーザーシステムを受け取っているが、その詳細には立ち入りたくない。まだその時ではない。しかし専門家なら、こうした複合兵器が、安全保障分野におけるロシアの能力を格段に強化させることが分かるだろう」。プーチン大統領は一般教書演説でこう述べた。

(引用終わり)

(以下、リンクより引用)

■火星でも走行可能な戦車「T-14アルマータ」
ロシア国営メディア「スプートニク(Sputnik)」は、新型のT-14アルマータは「火星の気温にも適応できる」と報じた量産化には至っていないものの、装甲戦闘車両の新シリーズの1つとしてロシアが開発したこの新型T-14はなかなかの出来だ。スプートニクの報道の根拠となっているのは、T-14に搭載された新しい高性能コンデンサにより、マイナス50度の低温下でもエンジンがかかるからだ。だが、火星の平均気温はマイナス63度。おそらくT-14の内燃エンジンも、火星の大気には適応できないだろう。

■宇宙を飛ぶ次世代迎撃戦闘機「ミグ41」
ミグ41(MiG-41)の開発を進めるロシアの航空機メーカー、ミコヤンのイリヤ・タラセンコ(Ilya Tarasenko)社長はテレビ番組で、ミグ31の後継機であるミグ41は宇宙空間を飛ぶことが可能だと述べた。この新しい迎撃機ミグ41は現在設計中で、実際に製造が始まるのは2020年半ば、配備されるのは早くて2035年になる。とはいえ、専門家の大半は、ロシア政府にはそもそもミグ41を製造する予算がないのではないかと懐疑的だ。また、製造できたとしても、次世代の迎撃機ミグ41が宇宙空間を飛行できる可能性はゼロではないが、ミグ31の性能を考えれば非現実的だ。

■排水量11万5000トンの航空母艦
「プロジェクト23000E・ストーム(Project 23000E Storm)」と呼ばれる、排水量10万トンの航空母艦を造る計画を発表した。建造開始は2019年と言われている。しかし、ロシアが国防予算を削減、造船業界にも建造能力がないであろうことから、この計画を「夢物語」だと見る者も多い。ただ、ロシアのドミトリー・ロゴジン(Dmitry Rogozin)副首相は9月、政府は空母建造のために「極東地域に巨大なドライドック(乾ドック)」を造ることで、「排水量11万~11万5000トンの航空母艦を建造できる」と述べた。

■宇宙から核攻撃可能な爆撃機
ロシア政府は、アメリカが開発した謎に包まれた無人往還宇宙機「X-37B」に似たスペースシャトルを建造していると述べた。ただし、X-37Bとの違いは、軌道上から核弾頭で地球を攻撃できることだ。皮肉にも、ロシアは2010年、アメリカがX-37Bに武器を搭載しようとしていると非難していた(実際には、X-37Bは武器を載せるには小さ過ぎる)。

■アメリカ沿岸の海底に埋め込んだ核ミサイル
ロシア国防省の元報道官は「アメリカ沿岸の海底に、核兵器を積んだ『モグラのような』複数のミサイルを密かに配置している」と述べた(このミサイルは、モグラのように「自力で海底を掘り、命令があるまで『眠って』いる」という)。しかし専門家は、この主張はかなり怪しいと述べ、ロシアが西側にゆさぶりをかけるための「ハイブリッド戦争(軍事力と、世論操作などの非軍事手段を併せた戦略)」の一環に過ぎないとしている。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=334506

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