パリ同時多発テロ クライシスアクターの正体

911と同様に今回のパリでの同時テロ事件も情報機関や軍隊が中心となった演出であることを示している。ひょっとするとエジプトで墜落したロシア機も演出であり実際には墜落していないのかもしれない。

演出を行ったのは独仏露の欧州ランドパワー連合が中心と思われるが、米国のテロ事件で泣き女として出演した女優が確認されており、間違いなく米国も深く関与していると思われる(なお、世界支配階層の策略では「★2015年11月13日、パリの同時テロをしかけたのは、米国CIA」となっている。)。英国も露仏側に転じている。これまでイスラム国と表向きは戦いながら裏では支援し続けてきた米英がイスラム国を見放し処分する側に回ったということだ。

イスラム国はイスラム過激派の国でありながらイスラエルに対する一切の攻撃を行っていない。これは異常なことである。イスラム国は1980年代後半のアフガニスタンで米国の支援を受けながらソ連軍と戦ったイスラムゲリラに由来する組織であるが、現在の支援者はイスラエルと国際金融資本が中心であると思われる。イスラム教徒のくせにイスラエルに対する怒りを持っておらず、何よりも人を殺すことが大好きな異常な性癖の傭兵達がその主体なのだろう。更に、イスラム国の資金源はイラク北部の油田から産出される原油で、それを多数のタンク車でシリア経由でトルコに運びそこから外国に輸出していた。最近のロシア軍の空爆でこのタンク車は破壊されておりイスラム国は金銭面でも滅亡が確定した。

このイスラム国の石油輸出は経由地であるトルコの支持無くしては成り立たない。従って、イスラエルと並んでトルコもまたイスラム国の支援国家であると思われる。トルコは自国東部に多数居住するクルド人の分離独立運動を恐れており、イラク北部やシリア北部をクルド人では無くイスラム国が支配することが国益に合致するからだ。イスラム国滅亡は現在のトルコ・シリア・イラク・イランにまたがるクルド人新国家設立に直結し、トルコは国土の東部と多くの人口を失うことになる。
(中略)

イランの勝利、トルコの敗北、イスラエルの滅亡という今後予想される国際情勢は、かつてこのブログで紹介したロシアの戦略家であるアレクサンドル・ドゥーギンの東京・テヘラン・ベルリン枢軸という戦略と合致する。中東欧やロシアにとって最大の脅威であるトルコ民族を封じ込め弱体化させるには、トルコ民族の南側に位置するイランやペルシャ民族を地域覇権国として育成すべきと言う彼の戦略はドイツにもロシアにもその他の東欧民族にも歓迎されるものである。そして、ロシアとフランスが主導する戦略に米英が追従するという現状は、白人文明の軍事力・諜報力・外交力の中心が米・イスラエルとその裏の中枢である第二次大英帝国=国際金融資本から、独仏露を中心とする大陸国家連合に完全に移転したことを示している。

また、今回の事件によって国際金融資本の脅迫から解放された欧州諸国は従来の移民受け入れ政策をコペルニクス的に転換してイスラム系移民の追放政策に転じると思われる。欧州に居住するイスラム移民系住民が犯人として挙げられているのはその準備だろう。

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