肉は食ってもよい。質を考えるべき、自然環境で育ったジビエ(鹿、猪など)は産地に注意

私は肉(動物性食品)をオススメします。「野菜じゃないの?」と思った人も多いかもしれませんね。調味料→肉や卵→魚→野菜と、野菜は最後でいいと私は考えます。なぜなら、野菜に比べて肉や魚は、さまざまな物質を食物連鎖を経て生物の体内に蓄積していく「生態濃縮」が高い食材だからなのです。そういった生態濃縮度の高い肉を人が取り込むことの体への影響力を考えると、気をつけるべきは、やはり調味料の次は肉だと私は考えるのです。

高額な肉に変えなさいと言っているわけではありません。むしろ、高額な霜降りの牛肉は病気であることが多いので危険です。手頃な価格で美味しい肉は探せばいっぱいあります。「どの肉を選ぶか」という視点ではなく、「どの肉を避けるか」という視点も大切ですから、「アメリカ産牛肉」と「ブラジル産鶏肉」を避けるだけでも違うはずです。よく「肉を食べると胃もたれする」という人がいますが、それはいいお肉ではない証拠。また日々に野菜や穀類ばかり(砂糖は論外)食べ過ぎでも胃は萎縮してしまいます。

放射能リスクがあるので、産地は選ぶべきですが、鹿、猪、馬、ラムなども栄養素が非常に高いですから、普段買っている肉の種類の幅を少し広げてみるといいのではないでしょうか。魚に関しては、まず「養殖」を避ける。これだけでも違いますが、大きな魚はできるだけ避け、小さな魚、青魚を中心に。貝や海老などもオススメです。魚は福島や東北のものは避けたほうが無難ですね。

最後の野菜は無農薬の自然栽培のものに越したことはありませんが、なかなか生産量が確保できていません。絶対無農薬にいつもこだわるよりは、農薬を使った慣行栽培のものでもしっかりと洗えば、ある程度の農薬は取れます。我が家でも、農薬を使った野菜を購入した際は必ず、ホタテ由来の水酸化カルシウムの力で農薬を落とす「農薬洗浄剤」に浸して洗浄してから料理するようにしています。仕入れられるときに美味しい無農薬野菜をゲットするイメージです。

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