官僚の腐敗構造~その本質は受検脳による思考停止と内閣による人事制度~

今更言うこともないかもしれないが、森友問題(2016年)、加計問題(2018年)、そして「桜を見る会」問題(2019年)等の政権(安倍政権)による政治腐敗は拡大こそすれ収縮する兆しすら見えない。本来、官僚機構が真っ当に機能すれば多少なりとも政治の暴走に歯止めがかかるが現状は加速装置となっている。このままでは日本は世界の笑いもの、信頼を無くしてつま弾きにされ三等国に没落するのは目に見えている。

その大きな原因の一つが官僚達の腐敗、官僚とは受験エリートの終着点として東大等最高学府を卒業した連中が中心である。が彼らの脳構造は既にるいネットで明らかにされている通り受験脳=暗記脳、既知の知識は詰め込まれているが新たな創造力=追求力は無に等しいと断じられている。国家の最高行政機関として未来像を現実に即して臨機に描く能力が求められるが、全く期待できない。彼らのもっぱらの関心事は出世とお金のようである。

しかしかっての官僚、特に敗戦から高度経済成長期を主導した官僚たちははるかに優秀で、自らの任務、役割に私権は介在せず馬車馬のように国家の為に働いた。かなり脚色されているが数年目に放映されたTVドラマ「官僚たちの夏」リンクも強ち嘘ではない。

ではここまで官僚が腐敗した原因は、最近とみに聞く言葉「忖度」に代表される。簡単いえば官僚が政治家に対してゴマをすること。2014年に制定された「内閣人事局」制度であり、官僚の人事権を官邸が完全に掌握する制度である。事の発端は民主党政権下で「政治主導」の行政(予算の無駄使いを無くす)運営である。この手法に着目し、2012年に政権を奪取した自民党がその2年後に制度化したものである。

行政を国民の期待とは無関係に運営することを脱し、選挙と言うフィルターを通して国民の意思を反映するとの意図でこの制度に賛成はできるが、自民党、安倍政権はこれを悪用していると言わざるを得ない。桜の会をめぐる野党の追及に対する官僚たちの対応がユーチューブにアップされているリンク 小学生でも判る回答にならない回答を19回も繰り返す官僚たちを見ると、根本にある政治の私物化=腐敗とこのままでは国に未来は無いと暗澹たる気分になる。

一人でも多くの人が気づき何とか政権を交代させたいと思うのは私だけではないと信じます。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=352561

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