カナダで遺伝子組み換えされた「サケ」が非表示で出回り、環境保護団が販売中止を要請。でも、日本も結構ヤバいよ。

遺伝子組み換えのサケがカナダで出回っているそうです。

遺伝子組み換えの食品を摂取するとどうなるのか?ネットをあさっていると、有名な腫瘍ができた白いネズミの画像が出てきますが、人体への影響はどうでしょう?今のところ大規模な科学統計データは存在しません。安全か、安全ではないのかもわかりません。

我々は、実験用のモルモットなのです。

さて、日本における遺伝子組み換え食品事情はどうなのか?

例えば「大豆」。海外ではすでに大豆の遺伝子組み換えが法的に認可されています。日本は国内自給率が低いので当然大豆も輸入に頼っていますが、一応、遺伝子組み換えの表示義務ってあるんですよね。

でも、この表示義務って、実は相当イイカゲンなんですよ。遺伝子組み換えの大豆、そうじゃない大豆は輸入される段階で、結構ごっちゃに混ざっており、見分けがつかないそうです。そこで国内でも検査するんですが、アウトな大豆が検出されても、販売中止になりません。遺伝子組み換え大豆が発見されると、もう一度検査をやり直してOKが出るまで繰り返されるそうです。意味ないですよね。表示とか。

遺伝子組み換えサケを非表示で販売、環境団体が中止要請 カナダ

【8月8日 AFP】カナダ国内で遺伝子組み換えであることを表示していないサケが流通しているとして、環境保護団体が7日、スーパーマーケット各社に販売中止を要請した。

 カナダ保健省とカナダ食糧検査機関(CFIA)は5月、3年間の試験期間を経て遺伝子組み換えのサケは「従来のサケと安全面と栄養面で変わらない」という判断を下した。この結果を受けて米バイオテクノロジー企業「アクアバウンティ・テクノロジーズ(AquaBounty Technologies)」は今月4日、同国に遺伝子組み換えサケの切り身を約5トン販売したことを明らかにしていた。

環境保護団体「ビジランスOGM(Vigilance OGM)」は、遺伝子組み換え動物がカナダの市場に出回った初のケースとして、「カナダの消費者は知らないうちにモルモット第1号にされている」と非難。遺伝子組み換え食品などの調査や監視を行っている団体「カナディアン・バイオテクノロジー・アクション・ネットワーク(Canadian Biotechnology Action Network)」は、「遺伝子組み換えサケの流通先を把握しているのはアクアバウンティ・テクノロジーズ社だけだ」と主張している。

 遺伝子組み換えサケはパナマで養殖されているが、アクアバウンティ・テクノロジーズ社はカナダ東部のプリンスエドワード島(Prince Edward Island)でも行う計画を進めており、同地域での養殖施設の建設をめぐって地元政府と合意に達している。ただし、保健省からはまだ認可が下りていない。

 天然のアトランティックサーモンが成魚になるまでは30か月要するが、アクアバウンティ・テクノロジーズ社の遺伝子組み換えサケの場合は16~18か月で成長する。同社のサケは、アトランティックサーモンにキングサーモンの成長遺伝子を組み込んだもの。

 消費者団体や環境団体は、大手のスーパーマーケットチェーンに対し、遺伝子組み換えのサケを販売しないよう説得を試みてきた。

 会員制倉庫型ストアの米コストコ(Costco)は2016年、遺伝子組み換えサケを販売しない方針を示している。

http://www.afpbb.com/articles/-/3138468

「神のみぞ知る」
カナダで遺伝子組換えサケが、表示もなく販売されているという。
このサケは、アトランティックサーモンにキングサーモンの成長遺伝子(+ゲンゲ)が組み込まれ、従来の約半分の期間で販売できる大きさに成長する。
もちろん、餌代の節約のためだが、このサケは既に飼育許可も販売許可も出ているため、違法な行為ではない。
このサケを開発した企業は、全てのサケがメスであり不妊であるとこから、環境に逃げ出しても影響は無いと説明している。
さて、本当にそうだろうか。自然界の法則を見誤ってはいないだろうか。
メスで成長が速いサケは、環境に逃げ出すと、多くのオスがこのサケと交尾する。速く成長するサケは、強者生存の法則により、交尾率が高くなる可能性がある。
だが、不妊である。つまり子孫が残せずに絶滅に至る。卵を産めるサケは、交尾するチャンスが与えられずに、こちらも絶滅に至る。結果、サケが絶滅するという最悪のシナリオも考えられるわけだ。
これが種(しゅ)の保存の法則の怖いところなのである。
成長ホルモンに発ガン性があるという話もあるが、明確なエビデンスはない。ないが、危険視する科学者は後を絶たない。
遺伝子組換え生物のどこが悪いのか。それは遺伝子という人が侵してはならない領域に手を出すことだろう。そこは神のみぞ知る領域なのである。
進化は命のリレーによって行なわれてきた。遺伝子改変できるのは、その生物そのものの環境と意識によるものであるべきだ。
もちろん、安全かもしれない。だが、少なくとも、僕は絶対に食べたくはない。

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