モンサント社は、ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤をはじめ、農薬、PCB、牛成長ホルモンなどを製造販売してきたアメリカの多国籍バイオ化学企業。さらに植物の糧である水の支配にも乗りだしている

現在、日本のほとんどの市販野菜は、このF1雄性不稔種と言われています。
一方、遺伝子組み換え種ですが、これは現在モンサント社がそのシェアのほとんどを占めています。
除草剤ラウンドアップに耐性を持っているものを開発しているからです。
ですから、除草剤ラウンドアップを撒くと、雑草は生えませんが、同時に他の遺伝子組み換えではない作物も一切育ちません。
ただただ、遺伝子組み換え種の作物だけがスクスク育ちます。
 
モンサント社は、ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤をはじめ、農薬、PCB、牛成長ホルモンなどを製造販売してきたアメリカの多国籍バイオ化学企業です。
この枯れ葉剤が大量に撒かれたベトナムで、井戸水を飲んだ母親から生まれた、『ベトちゃん・ドクちゃん(下半身がつながった結合双生児)』は有名ですね。
分離手術を施されましたが、その後、兄のベトちゃんは、重い脳障害を抱え寝たきりのまま亡くなりました。
 
しかし、枯葉剤の被害者は、彼らだけではありません。
 
ハーバード大学マシュー・メセルソン教授らの『散布地域における、出産異常の激増に関する報告』(1969年)は、実に悲惨なものでした。
1959年~1968年の異常児出産4,002例を調べた結果が、以下の通りです。
「先天性口蓋裂が激増している。奇形出産率が、サイゴンで1,000人中26人、集中散布地域のタイニンで1,000人中64人」。
 
さて、そんなモンサント社ですが、ビジネス戦略は、生物の根幹である種を支配し、「世界の胃袋を握ること」だそうです。
また、映画『モンサントの不自然な食べもの』(マリー=モニク・ロバン監督)では、「モンサント社は、さらに植物の糧である水の支配にも乗りだしている」と語られています。
そのためには、手段を選ばない手口で、世界各地で、悪辣な訴訟沙汰を数多く巻き起こしてきています。
報道によれば、2013年初頭において446もの農家などに対して144の訴訟を提起しているようです。
 
したがって、モンサント社に批判的な団体は、世界中に数知れず。
特に、EUからは、遺伝子組み換え作物の承認申請を撤回され、ついに閉め出されてしまいました。
 
日本でも、人工的に交配した種で育つ野菜を食べることに対して、「危険性が高い」と警鐘を鳴らす団体はありますよ。
私も、できれば在来種を用いて自然農で育った野菜を選ぶよう心がけています。
今、日本国内で在来種を扱っているのは、たしか野口種苗さんと、ごくわずかな種屋さんに限られていると思います。
その他の大多数の種屋は、モンサント社に懐柔されてしまいました。
 
モンサントには徹底的にNOを突きつけないといけません。
(ソフトキリングより抜粋)

参照:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=718697515285505&id=100014357893194

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