食材の考え方・・・いい野菜のキーワードは、まず「自然農」または「無化学肥料無農薬」農薬も除草剤もいっさい使わず、虫や種々雑多な草も共生する環境で作物を育てる農法です

食材の考え方
 
社会毒がなぜだめかはよく書いてきましたが、では現代においてどんな食材がベターかについて書いてみます。
いい野菜のキーワードは、まず「自然農」または「無化学肥料無農薬」。
農薬も除草剤もいっさい使わず、虫や種々雑多な草も共生する環境で作物を育てる農法です。
ここで「オーガニック」「有機農法」とうたっていても、化学肥料ではない有機肥料を使っているというだけなので、無農薬とは限りません。
そういった言葉の、健康的なイメージに惑わされずに選ぶことが大切です。
また、野菜の種類としては「古来種」をおすすめします。
F1=悪ではありませんが、F1雄性不稔は健康問題が指摘されています。
これら、自然農や古来種の野菜は、自然食品ショップやネット通販で手に入れることが可能です。
 
肉は、広大な自然のなかでのびのびと放牧され、自然に生えている牧草のエサを食べて育った動物の肉を選びます。
「グラスフェッド」「開放平飼い」「自然飼料」といったキーワードで探せば、抗生剤やホルモン剤を打たれておらず、エサも自然なものを与えられた肉が出てくるはずです。
もちろん鶏卵も同じです。
平飼いで自然に育った鶏の卵の黄身は、きれいなレモン色をしています。
また、秋から冬にかけてなら、ジビエ(獣肉)もいいでしょう。
野生の鹿やイノシシなら、家畜にありがちな毒は入っていないからです。
ただし昨今は放射能に注意する必要があります。
 
魚をはじめとした海産物は、第一に養殖のものは避けること。
東日本大震災後の今は、産地にも気をつけたほうがいいでしょう。
また、食物連鎖の上位に位置する大型魚ほど、有害金属などの毒を溜め込んでいます。
ですから、鰯など小さな魚を選ぶことも大切です。
頭や骨ごと食べれば、カルシウムもたっぷり補給できます。
小さな魚や貝類、甲殻類(エビなど)を丸ごと食べることも、ある意味、ホールフード(食べ物を丸ごと食べる)といえるでしょう。
 
玄米の是非については、すでに何度も触れてきたとおりですが、農薬には十分に注意しなければなりません。
表皮も丸ごと食べるぶん、農薬の害を受けやすいからです。
玄米とともにおすすめしたいのは、古代米です。
現代になってから生まれた品種は「おいしく=甘く」なるように品種改良されているので糖質が高めです。
そうした操作が加わる前の古来種の米なら、糖質はより低いのです。
我が家でも古代米の玄米を食べていますが、新しい品種よりも甘さが少なめで、あっさりした味わいです。
小麦は特に注意が必要でアメリカ産のものは毒丸出しです。
せめて国産の無農薬のものを選び、業者もそういう小麦を使っているところを選びましょう。
炭水化物の食べ過ぎにも注意ください。
 
油は「圧搾一番しぼり」のものを考えます。
昔ながらの作り方がいいのは、油も同様です。
余計な操作はせず、圧搾によって絞られた油を選んでください。
大量生産された安い油は、すべて化学物質を使って不自然に抽出された油と思っていいでしょう。
それにより生じるのがトランス脂肪酸ですが、欧米のほとんどの国が表示を義務づけているなかで、日本だけ表示義務がありません。
そこで、知らないうちにトランス脂肪酸入りの食用油を買ってしまわないためには、表示のからくりを頭に入れておくことです。
「水素化油脂」や「植物性油脂」とあったら、トランス脂肪酸のこと。
意識して見ると、ほとんどの油にこうした表示があることに気づくでしょう。
まず、スーパーで量販されている油は、買うのをやめたほうがいいでしょう。
昔ながらの圧搾法で作られた油も、ネット通販などで探そうと思えば探せます。
 
調味料は「昔ながらの製法のもの」を選びます。
昔ながらの作り方で、添加物をいっさい加えていないものが理想です。
しょうゆなら自然醸造、みそなら自然発酵のものを選ぶといいでしょう。
塩は精製塩ではなく、海水を天日干しにしたものを選びます。
成分表に、「ナトリウム」以外にも「マグネシウム」「カリウム」などのミネラルの表記があれば、海水の養分が残っていると見ていいでしょう。
血液の殺菌能力の元になるなど、本来、塩は血液や血管にはいい作用ばかりです。
本物の塩であれば、病気になるほどの高血圧は招きませんから、塩分摂取量を気にすることもありません。
それどころか、積極的にとったほうがいいのです。

参照:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=694647617690495&id=100014357893194

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