『果糖中毒』ロバート・H・ラスティグ 著・・・食べ物に対する執着や過食、そしてコントロール不能になることは、誰も好きでやってるわけではない。


果糖中毒 19億人が太り過ぎの世界はどのように生まれたのか?

『果糖中毒』ロバート・H・ラスティグ 著

果糖中毒者、本当に多いですね〜

「肥満は自己責任という概念が必ずしも当てはまるとは限らない」という著者の言葉は、この本の内容を象徴するものでした。

まさにその通りで、ある食べ物に対する執着や過食、そしてコントロール不能になることは、誰も好きでやってるわけではありません。しかし、近年、ここ日本でも肥満型や内臓脂肪型の人が増えており、多くの人がその脱出ができずに悩まされています。

文明が始まり、世界的な経済成長とともに、食文化や環境の変化が大きく変わってしまい、これが現代人に肥満をもらたしたと言ってもいいかもしれない。

タイトルは果糖中毒とありますが、本書では、カロリーという概念に対する疑問、肥満とホルモンの関係、脳の神経伝達物質のこと、ストレスホルモン・コルチゾールと肥満の関係、脂肪細胞のこと、エピジェネティクス、各食事療法についての見解など、今話題となっている分野を実に多くの視点で語っています。

最終章では、果糖がなぜ依存性があるのか、砂糖のがいなども触れており、復習的な内容であるものの、これらの理論を再確認するにはとても読みやすい本でした。

興味のある人は、ぜひ読んでみてください。

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