感染症を治すのと同様に、ガンを治すには免疫力をあげることです。
それは、ガンと戦う〝兵士〟NK細胞を増やすことに他なりません。
わかりやすくいえばNK細胞の戦闘力こそが、ガンと戦う自然治癒力そのものなのです。
そのナチュラル・キラー細胞は1975年に発見されています。
この〝兵士〟たちには興味深いクセがあります。
その攻撃力は主人である人間の感情や気分に、おおいに作用されるのです。
主人が落ち込むと、兵士たちも落ち込む。
主人がやる気になると、兵士たちもやる気になる。
なんともナイーブで忠実な兵隊たちです。
このNK細胞が、笑うことによって激増することが証明されています。
実験を行なったのが「生きがい療法」で有名な伊丹仁朗医師です。
彼はガン細胞の患者さん19人を引き連れて関西の笑いのメッカ「なんばグランド花月」を訪れます。
そこで、漫才や吉本新喜劇などを観て腹の底から笑ってもらいました。
その後、患者さんたちの血液中のNK細胞の活性を測定しました。
NK活性とは、ガン細胞に対する攻撃力です。
すると19人中13人(68%)のNK活性が増加していたのです。
中でもOさんは6倍も激増していました。
米テキサス大のシャンツ博士は、NK細胞が強いガン患者ほど長生きすることを証明しています。
患者(喉頭ガン)のキラー細胞の「強さ」を治療前に測定し、「強い」「普通」「弱い」の3グループに分類しました。
そして治療後の〝生存率〟と比較してみたところ、「強い」83%、「普通」62%、「弱い」40%と、はっきり大差が出たのです。
NK活性が「強い」患者は、「弱い」患者の2倍以上生きるのです。
だから、ガン治療の根幹は、まずNK細胞を「強くする」つまり「NK活性」をあげることです。参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2639843092766094