お金の奴隷からの脱却
お金の奴隷から脱却したいと願うなら、まずは何をすべきでしょうか。でもその前に、お金の奴隷とはどういう状態かをおさらいしましょう。
お金の奴隷とは、お金のため、生活のために働かなくてはならない状態を指します。お金のためにやりたくない仕事をして、人生を棒に振るような生き方なんて、だれも望んではいませんよね。でも現実には、そういう生き方しかできない人がたくさんいます。
でも僕に言わせれば、そういう生き方しかできないなんてことは無いはず。お金の奴隷から脱却できる方法はちゃんとあって、誰でもそれを行うことは可能と考えます。もちろん、そんなに簡単ではありませんけどね。
お金の奴隷から脱却するためには、お金とは何かを正しく知ることが重要です。お金は財やサービスの交換のために使う道具に過ぎません。そしてお金があることで、経済活動がスムーズに行え、経済が発展します。そうして今の世の中が出来上がっているんです。
仕事とは、労働力を求める人と、労働力を提供する人との間で行われる労働（サービス）とお金の交換です。労働力と交換で得たお金は、同様に他者の労働で生み出された財（モノ）やサービスと交換して使います。つまり経済とは、自分の労働によって生み出した財やサービスと、他者の生み出した財やサービスとの交換であるということ。
ということは、お金のために働くことをやめ、他者の求める財やサービスを生み出すために働くことで、お金の奴隷から解放されるということになります。ね、簡単でしょ。よく、お金持ちになって資産から生み出される金利や株式配当、不動産収入などで生活できるようになれば、お金の奴隷から解放されるなんて言っている人もいますけど、これは僕に言わせれば大間違いです。
こういう人は「お金に働かせてお金を生み出す」なんてことを言いますけど、どう考えたってお金は働きませんよ。人が働くのであって、お金はどこまで行っても経済活動における交換の道具に過ぎないのですから。
自分が自ら働いて世の中に財やサービスを生み出すことなく、お金だけが勝手に自分のところに入ってくるなんて考えている時点で、お金の奴隷のままってこと。だって、精神はお金に支配されているってことなのですから。どれだけお金持ちになったり、資産をたくさん増やしても、お金の奴隷であることに変わりはありません。
お金の奴隷から脱却するというのは、お金のために働くのではなく、世のため人のために働き、そうして世の中に生み出した価値の分だけ自分の暮らしも良くなると考え、行動できる人のことを指すのです。これには貯金や株券、土地などといった資産は必要ありません。自分の考え方や行動次第ということになります。でもそれができそうでできないというのが現実なんですけどね。
参照：https://www.facebook.com/shukaku.nagao/posts/2592086954202526
