水素水の原理と機序・・・水素はある意味究極の還元剤なので、これを利用しようと人間は考えた

水素水の原理と機序
 
昨今流行っている治療法?健康水?として水素水というものがあります。
まがいものや薄くて効果が期待できないものも流布してるので、ここでは基本を皆さんに考えてもらいたいと思います。
水素水は単一的な物質なので考え方が西洋医学的であり、そのせいか医学界の中でも注目されています。
私はしょせん対症療法であるとの認識なので、一道具であるとしか思っていませんが、これに過剰な期待をかけている人もたくさんいるようです。
 
水素水は一般では飲用がほとんどですが、美容などで使われるものには点滴用水素水もあります。
そして水素は水の中に溶存しているわけですが、基本的に水素はイオンとして水中に溶けているわけではありません。
分子の水素として基本的には存在します。
そして溶存量を増やすためにナノバブル化することもやられています。
しかし通常はこのような技術を使っても、水素は気泡となってどんどん水から出てきてしまうわけです。
 
通常条件では水素飽和量は1.6ppm前後と考えられています。
技法によってこれを増やすことはできるようですが、それでも不安定です。
そしてなぜ水素を使うかなのですが、水素の一番の作用は還元作用です。
さらにいうなら活性酸素の活性を奪い還元するために用います。
活性酸素は中間物質として、老化や炎症反応や癌化などに関係していると言われています。
活性酸素はミトコンドリアから発生します。
酸素は人体において必要な元素でもあるのですが、場合によっては強力な毒になります。
 
酸化とは電子や水素を失い酸素と化合することであり、還元とは水素と化合するとか酸素を失うことであり、電子をもらうことでもあります。
元素や物質は絶えず酸化や還元によって安定しようとしており、酸化が進むと老化や病気になっていくわけです。
活性酸素を還元するのに、これまでは様々な抗酸化物質が注目されていましたが、水素はある意味究極の還元剤なので、これを利用しようと人間は考えたわけですね。
また、活性酸素を除去するだけでは実は片手落ちなのですが、それでも治療や予防として意味はあります。
 
ちなみに水素水とか活性水素水とか名前に違いがあるようですが、これは効能ではなく業界用語らしいので、名前に騙されないようにしましょう。
いちおう活性水素は、九州大学白畑氏が仮説を発表し、原子水素がコロイド状のミネラルに吸着されて水の中に存在し、それが強い還元力(抗酸化力)を示し、過剰な活性酸素を消去すると述べています。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2541197735963964

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