COVID-19にかかっても、時間とともに(2ヶ月程度)抗体は減少してしまい、感染防護とならない。

衝撃的な論文(衝撃度Max)出る。Nature Medicine. 18. Jun 2020.
COVID-19に掛かっても、時間とともに(2ヶ月程度)抗体は減少してしまい、感染防護とならない。
免疫パスポート、無効。集団免疫獲得に基づく戦略は、全面的な見直しに・・・。マジかよ・・・
【論文の執筆者らは「新型コロナウイルスに感染したことがある人なら誰でも将来の感染に対して免疫がある」とする説に疑問を投げかけるものとなった】と断言している。
原著論文:Nature Medicine Published: 18 June 2020
“Clinical and immunological assessment of asymptomatic SARS-CoV-2 infections”
Quan-Xin Long, Xiao-Jun Tang, Qiu-Lin Shi, et.al.
Nature Medicine (2020)
フルペーパー:
https://www.nature.com/articles/s41591-020-0965-6
「新型コロナウイルスに感染したあとに体内で作られる抗体が、感染から数か月後には減り始めたとする研究結果を中国の研究グループが発表しました。
感染を経験した人は再び感染しにくいという考えに基づいた対応を取ることには、リスクがある可能性があるとしています。
感染後しばらくして作られる「IgG」抗体は当初、80%以上の人で検出されましたが、退院からおよそ2か月後に調べると、この抗体が検出された人のうち、無症状の人の93.3%、症状があった人の96.8%で減少したことがわかりました。
【減少した割合は、半数の人で70%を超えていた】ということです。
また、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の量は無症状の人の81.1%、症状があった人では、62.2%で減っていました。
研究グループは、無症状の人のほうが免疫のレベルが低いとしています。」
AFP報道:

8週間後の調査では、血液中に存在する抗体の減少が認められた人の割合は、有症状患者グループでは全体の62.2%、無症状グループは81.1%だった。
 さらに、無症状グループでは有症状グループに比べて、炎症誘発性および抗炎症性の細胞シグナル伝達タンパク質18種類の存在量が低いことも明らかになった。これは、新型コロナウイルスに対する免疫応答が弱いことを示唆している。
 研究結果について、医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された【論文の執筆者らは「新型コロナウイルスに感染したことがある人なら誰でも将来の感染に対して免疫がある」とする説に疑問を投げかけるものとなった】と話す。

Bakkersの完全終了を、決定づけた。
Bakkers「コロナはただの風邪、何もせず、集団免疫を獲得するのを待てば良い。」
とする人たち。代表選手は、スウェーデン、英国(速攻やめました)、ブラジル(大統領が言ってるだけ)。
【写真】原著論文:Nature Medicine Published: 18 June 2020
“Clinical and immunological assessment of asymptomatic SARS-CoV-2 infections”
https://www.nature.com/articles/s41591-020-0965-6

参照:https://www.facebook.com/kitagawa.takashi/posts/3124698864290364

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