菅義偉官房長官は26日の記者会見で、首相主催の「桜を見る会」に反社会勢力が出席していたという指摘に「出席は把握していなかったが、結果的には入ったのだろう」と認めた。それを受け、ツイッターでは「反社会勢力」が「日本のトレンド」となった。
トレンドワードなった「反社会勢力」についての投稿では「反社会勢力と付き合って芸能界をやめたり、謹慎したりするのに、権力中枢の人だと許されるって、どう子供に説明すればいいの」「芸人や会社は一発アウトなのに、政府はOKだなんて、そんな国が一体どこにあるの?」などと今年あったタレントの事例と比較しながら、政治への違和感を示す声が目立った。
また、同会の招待者の最終決定に関して「私が責任者」と国会で答弁した菅官房長官による「~だろう」という伝聞表現には「他人事」「開き直り」との批判も相次いだ。上智大学の中野晃一教授は「『誘拐するつもりはなかったが、女児を連れて帰った』という不可解な供述を思い出した。これが通る時代が来たのか」と指摘。ライターの武田砂鉄氏は「『来た』事実、『呼んだ』事実って、ここまで曖昧に形容できるのか。勉強になる」と皮肉を込めた。
参照:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191126-00000142-dal-ent