【塩素の危険性】アメリカでは古くから塩素と粥状動脈硬化の関係が示唆されている

アメリカでは古くから塩素と粥状動脈硬化の関係が示唆されていた。
 
塩素による水道水の殺菌は、1902年ベルギーで行われたのが最初で、米国では1912年ニューヨーク州ナイアガラ滝の市営水道で使用されたのが最初だが、結果として、その頃からそれ以前に死にいたるほどの心臓病が存在しなかった地域に、心臓病による死者が出始めた。
 
心臓病が死をまねくほどの重大な病気として統計的に見られるようになったのは、欧米においても1930年代なのである。
その主たる要因が塩素であることを指摘する研究者はちゃんといる。
アメリカのJ・M・プライス博士は、その著書「冠状動脈、コレステロール、塩素」の中で、次のように述べて警告を発している。
「塩素が、アテローム性動脈硬化に起因する心臓発作や、脳血管障害の決定的な原因になっている」
 
心臓発作や脳卒中を防ぐために、ダイエットや適度な運動、禁煙はたしかに効果的だろうが、現代においてはそれだけで動脈硬化性疾患がなくなるわけではない。
 
1970年代から、ホッキョクグマなどの海獣の体内から高濃度の水銀やPCB(ポリ塩化ビフェニル類)が検出されることが知られていた。
1980年代半ばに、バフィン島中東部にあるブロートン・アイランド村で海獣とイヌイットの食物に関する調査が実施され、それらの中からPCBが検出された。
水銀は自然界にも存在するが、PCBは人工的に製造された化学物質であり、極北地域には本来存在するはずがない物質である。
 
1980年代にカナダ人の研究者によって、カナダ南部に住む白人の母乳の汚染度とカナダ極北地域に住むイヌイットの母乳の汚染度を比較する調査が実施され、イヌイットの母乳から、南部の都市に住む女性の三倍から五倍も高濃度なPCBが検出された。
当時、イヌイットは地元で捕れる肉や魚を主食としており、化学物質を含んだ加工食品をあまり食べていなかった。
 
漁民とイヌイットを比べてもイヌイットのほうがダイオキシンが多いらしいが、この主たる理由は海獣(クジラの一部)を食べるからだと推測されている。
ちなみにほかの原住民族でカリブーを食べる人は、ダイオキシン濃度が低かった。

参照:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=729849944170262&id=100014357893194

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