古典医学・・・アーユルヴェーダ、チベット伝統医学、ホメオパシー

古典医学について
 
東洋医学については他の記事を参考にしていただきたいが、東洋医学以外であっても、霊魂についての古典医学の考え方は似ていることが多い。
アーユルヴェーダはインドの六派哲学が基本となっているが、これも突き詰めていくと大差はない。
ヴェーダ哲学(宇宙原理との一体化を説く神秘主義)、サンキャ哲学 (精神と物質の二元論)、ニヤーヤ哲学(論理学)、ワイセイシカ哲学(自然哲学)、ミーマンサ哲学(祭祀の解釈)、ヨガ哲学(心の訓練と解脱)の6つであり、たんに肉体だけでなく、精神、五感、魂(意識)の結合を重視する。
 
チベット伝統医学もまた似たような考えであり、西洋医学のように治療のポイントは局所ではなく全体と考え、肉体だけでなく根源にある微細なエネルギー(東洋医学でいう気に近い)に問題があると考える。
チベット医学の独自性は、仏教哲学と占星術、それに心身などを密接に関連付けるところにあるそうだ。
これは東洋思想が医学と易学と食学において結びついているのと近い。
 
チベット医学の基本的な原理は、3つの本質的なエネルギー(ニェパスン)を調和させることだそうで、ルン(風)、ティーパ(胆汁)、ペーケン(粘液)に分けられるらしい。
これもよくみてみると東洋医学などの概念で用いられる気・血・水の関係に非常に近いことがわかる。
チベット医学もいろんな方法を使うが、マントラヒーリングは、音声、マントラ(真言)を治療薬として用いる。
この考え方は唯物論的にはちょっと理解しがたいだろうが、量子力学や波動の観点でとらえればわかりやすくなる。
 
欧米医学の思想において特殊なものの代表格はホメオパシーである。
ホメオパシーはサミュエル・ハーネマンによって創始されたといわれ、同種療法とか同毒療法などともいわれるが、微量の毒を投与することで人体の抵抗力を引き出すというのが基本的理論である。
「毒物」を十分に希釈したものを「レメディ」と呼び、ホメオパシーで使用されるレメディには化学的な薬効を持つ成分は含まれていないとされ、であるがゆえに思い込み効果であるとかオカルトだといわれることが多い。
 
しかし現代医学的観点においても効果のあることはわかっており、そのデータが日本に伝わっていないだけである。
化学的成分が含まれていないのに効く理由は、ナノレベルの効果と、量子コヒーレンス(波の持つ性質の一つで、干渉のしやすさ、波長の影響)であると推測されており、これは量子力学的な発想に通じる。
そしてホメオパシーもまた臓器と感情の関係や、私たちの精神と霊魂の関係を重視して治療する。
ホメオパシーなどの考えを垣間みていると、欧米的だから必ずしも唯物論ばかりではないということも理解しやすい。

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2631957960221274

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