110歳以上生きる人に共通する特殊な免疫「キラーT細胞」リンクからの転載です。
________________________________長寿の人の中でも110歳を超える「スーパーセンテナリアン」と呼ばれる存在が注目されています。1980年代までは115歳が最高であったが、現在ではこれすらも凌駕しており、116歳以上の人物が15名以上記録されています。スーパーセンテナリアンは、現在世界には約70名ほどいると言われています。
スーパーセンチナリアン7人と50~80歳の5人から直接採血を行い、血液中に流れる免疫細胞を1細胞レベルで解析。血液を詳しく調べると、通常の人にはほとんどない特殊な免疫細胞が多く含まれることを理化学研究所などが突き止めました。
合計約6万個の免疫細胞を調べ、細胞内のリボ核酸(RNA)を解析。その結果、スーパーセンチナリアンは免疫細胞のうちT細胞の構成が大きく変化していることが分かりました。110歳以上の人たちの血液にはがん細胞などを攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」が多く、中でも、特に「CD4陽性キラーT細胞」と呼ばれる細胞は20代から70代までの45人の平均と比べて、およそ10倍含まれていました。さらに、これらのT細胞受容体[2]を調べたところ、特定の種類の受容体を持つT細胞が増加するクローン性増殖[3]が起きたことが明らかになりました。
免疫と老化、長寿の関係の解明や、健康寿命を伸ばすことにつながります。
参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=351222