糖質摂取のコツ・・・ニューギニア高地人は普段の食生活の9割がサツマイモで、サツマイモは糖質のかたまりでありタンパク質はほとんど含みません。でも、健康でムキムキです。

糖質摂取のコツ

糖質は人間にとって特に必要な栄養ではありません。糖質を全く摂らなくても健康上全く問題ありません。糖質制限は危険という論文があるという人もいますが、研究デザインに問題があるものばかりであり、信ぴょう性のあるものは皆無です。

とはいえ、現代社会に生きる我々が全く糖質を摂らないというのは現実的ではありません。それに、糖質自体、それほど危険な食べ物というわけではありません。実際、ニューギニア高地人は普段の食生活の9割がサツマイモで、サツマイモは糖質のかたまりでありタンパク質はほとんど含みません。

糖質を摂るうえで注意して欲しいのが、「果糖」は可能な限り避けること。これは非常に重要です。デンプン質の食べ物(ご飯、パン、麺類、根菜類など)は、消化され吸収されるときはほぼ100%ブドウ糖となります。デンプン(アミロース、アミロペクチンなど)はブドウ糖がたくさんつながった多糖類だからです。

果糖は何に含まれるかというと、砂糖、異性化糖(HFCS:ハイフルクトースコーンシロップ)、果物などです。そもそも果糖という名は果物に多く含まれることからつけられたものであり、英語のフルクトースのフルクとはフルーツのことです。

ということは、天然の果物も含め、すべての甘いものを避けるべきということになります。代替甘味料はどうかというと、人工のものも天然のものも、インスリン抵抗性を上げる(可能性がある)ことから、摂るべきではありません。

精製されているか未精製かに関しては、僕は精製されているものをお勧めします。摂るのであれば玄米より白米、全粒粉より精白小麦の方がより良いです。

なぜかというと、精製されていようと未精製だろうと、デンプン質はデンプン質であり、ブドウ糖になって吸収されることに違いはありません。では何が違うかというと、糠やフスマが含まれているかいないかです。糠やフスマに含まれるフィチン酸は鉄や亜鉛といったミネラルの吸収を阻害します。そもそも一般的に食物繊維は栄養吸収の妨げとなる物質であり、積極的に摂るようなものではありません。

食物繊維が腸内細菌の、特に善玉菌のエサとなるという話は何ら根拠の無い話に過ぎません。いい加減なデマに惑わされることなく、正しい選択をしましょう。

糖質は果糖を避けること、また糖質自体は積極的に摂る必要がある栄養素ではないから、良質の動物性タンパク質や動物性脂質(植物性脂質じゃないよ)を積極的に摂って、胃に余裕があるなら多少は糖質を摂って構わないと思っていてください。

参照:https://www.facebook.com/shukaku.nagao/posts/2588120047932550

シェアする

フォローする