台風19号の最大瞬間風速、全国14地点で観測史上1位

 台風19号による最大瞬間風速が、関東甲信を中心に全国14地点で観測史上1位を記録していたことが、気象庁の調査でわかった。潮位も静岡県などの5地点で、過去の最高潮位を上回っていた。

 気象庁によると、10月10~13日の最大瞬間風速は、東京都江戸川区で秒速43・8メートル、東京都大田区で秒速43・7メートルなど、奈良県から岩手県までの14地点で観測史上1位を記録した。秒速43メートルは時速に換算すると約155キロ・メートルだ。

 四国から東北にかけての太平洋側では潮位も上昇し、静岡県の石廊崎と御前崎、清水港、神奈川県小田原市、伊豆諸島・三宅島(東京都)の5地点で観測史上1位を記録した。

 東京湾では、台風19号が最接近した時間帯は海面が低い「干潮」だった。柴山知也・早稲田大教授(海岸工学)は、「もし満潮と重なっていたら、潮位がさらに約1・3メートル高くなるため、場所によっては浸水していた可能性がある」と指摘している。

参照:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191102-00050169-yom-soci

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