骨や関節とその薬・・・ただ痛み止めを出された、ただシップを出された、ただ注射を打った、ちょっと気が効いてもテーピング、マッサージ程度のもので、何をもって治したいのか全くはっきりしない

骨や関節とその薬たち
 
整形外科というと骨の専門家というイメージだが、実際整形外科に行っても何一つ解決しなかった人は星の数ほどにいることだろう。
ただ痛み止めを出された、ただシップを出された、ただ注射を打った、ちょっと気が効いてもテーピング、マッサージ程度のもので、何をもって治したいのか全くはっきりしない。
それが整形外科という場所だ。
整形外科の利点は例えば交通事故で複雑骨折したような場合だ。
これは古代の歴史を考えても西洋医学の利点を考えても整形外科の独壇場といってよい。
ここでも問題は慢性疼痛や老化に伴う種々の変形、骨粗鬆症などの対処が全く彼らにはできないということだ。
 
ここでは骨粗鬆症薬をとりあげる。
そもそも骨粗鬆症が多いのか少ないのか、仮に多いとしてその原因はなんなのかは後述するが、とにかく使わないでほしいのが骨粗鬆症薬である。
具体的名前を挙げれば「フォサマック」「ボナロン」「ベネット」などのビスホスホネート系である。
これらの薬は非常に薬価が高く、その割に効果が不明なのだ。
実際FDAでは、フォサマックなどの非定型大腿骨転子下骨折及び大腿骨骨幹部骨折の発症リスクについて、ラベルに追記すると発表している。
他にも顎骨壊死のリスクについて、FDAは使用年数を制限するかどうか実際に検討している。
また、ビスホスホネート使用中にまれではあるが、ぶどう膜炎や強膜炎など重篤な目の炎症症状を発現する場合があるという研究も存在する。
たいして効果もないのに薬価だけ高いこんな薬は、当然医学不要論では必要ない。
 
ではカルシウムをとればいいのか?
それこそが大きな誤解だ。
骨とカルシウムについては前出の山田氏が詳しいので著書「老けない体は骨で決まる」を読んで頂きたいが、簡単にいえばカルシウムだけとってもダメである。
同時に取るマグネシウムに重要性があり、さらにいえば不飽和脂肪酸であるオメガ3、シリカやコラーゲンやムコ多糖類などをうまく摂取することこそが重要なのである。
そしてこの条件に合わないものが牛乳であるからこそ、牛乳不要説が唱えられているのである。
 
ハーバード大学で78000人の女性を対象に12年間追跡調査を行った結果では、乳製品を接種するほどに骨折が多く、大腿骨頸部骨折の増加の危険度は乳由来のカルシウムに関係している。
 
イエール大学の研究では、骨粗鬆症は乳製品や肉を最も多く摂取する、アメリカ、スウェーデン、フィンランドが最も多い。
 
一日1000mg以上カルシウムを摂取するアメリカ移民黒人は、平均296mgしか摂取しない南アフリカ黒人よりも、大腿骨頸部骨折が9倍多い。
 
アメリカ国立衛生研究所の研究では、動物性たんぱく質を最も多く摂取していた女性は、植物性たんぱく質を摂取していた女性よりも、骨量の減少と大腿骨頸部骨折のリスクが3.7倍高かった。
 
骨を強くするならいい栄養素をとってちゃんと運動しよう♪

参照:https://www.facebook.com/satoru.utsumi/posts/2539162312834173

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