にがりが体に悪いという嘘

にがりが体に悪いという嘘
 
よく言われる噓の一つににがりが豆腐を固めるので、それをとると体に悪いとか、にがりが昔に人の体を壊していたという話があります。
これらは科学的にだけ考えても根拠の薄い話なのですが、ちょっと食について考えるようになると、さらっと騙されてしまうものです。
さらにいうとこれは肉の脂は固まるので血管の中で固まって病気になる、という嘘と同じ種類のものであるともいえます。
 
にがり自体はマグネシウムを主とした微量金属元素の集まりです。
たしかににがりをコップ一杯飲んでしまったら、微量元素が微量でなくなりますから害になります。
そもそもにがりといえば豆腐がイメージされますが、現代は100%凝固剤(殆どがデルコノタラクトロン)で、豆腐を食べたら不健康になったとするときすでににがりが原因でさえありません。
そしてマグネシウムは現代の人類にとって非常に不足しているミネラルなのです。
 
だいたいにがりは豆腐を作るときに使われるから、にがりは内臓も固くするとか、宗教も真っ青のインチキ理論で、にがりをとっている人はどこが内臓が固くなっているのか、医学的に教えてほしいものです。
医療問題を否定している人さえこんなこと言っていますが、医者だったら固く内臓ってどこと経験からも否定します。
医療問題の批判啓発もこういう形で行われたら、意味がなくなってしまうというものです。
 
豆腐が出来るメカニズムは全然違う理由で出来ています。
豆腐はにがり入れて一瞬で出来ることが多いうえ、熱を加えますしイオン交換や化学式によるもので、はっきり言えばほかのミネラルでも似たようなことが起きます。
これをにがりが危険だとかアホかと思います。
摂りすぎたら危険なのはナトリウムでもカルシウムでも、糖でも油でもタンパク質でも同じで、究極的にはビタミンさえも過剰症による危険はちゃんと明記されています。
 
いちおう権威側の数字ではありますが、「第6次改定日本人の栄養所要量について」によると、マグネシウムの標準所要量は約320mg/日、許容上限摂取量は約700mg/日とあります。
にがりだけでマグネシウムを摂るものではなく、にがりにはマグネシウム以外もいっぱい入っているので、にがりを液体化している場合は量に注意する必要があります。
天然塩でにがりが含有している場合は、どのにがり量が適正かなどということは決まっていません。
味も変わるし天然塩に入ってくるにがり量は、たとえにがりを一切除去していなくても限られてきます。
目的によっても嗜好によっても違うので、いろいろな塩の特徴を勉強することが重要です。

参照:https://www.facebook.com/kitigaii/posts/2627603070859245?__tn__=-R

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