原発裁判と司法の崩壊・・・東電に農地の復旧を訴えた農家に対する判決は恐るべき屁理屈で、権力の暴走、司法の崩壊を実感せずにはいられない

東電に農地の復旧を訴えた農家に対する判決は恐るべき屁理屈で、権力の暴走、司法の崩壊を実感せずにはいられない。

大摩邇(おおまに)『「上拂大作」という名前を日本国民が永久に記憶しなければならなくなった事情』よりリンク
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「上拂大作」という名前を日本国民が永久に記憶しなければならなくなった事情
東海アマブログさんのサイトより
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 安倍政権が登場してからというもの「まさか!」という驚愕の屁理屈が、あらゆる局面で登場し、日本社会から「知性」という基本属性が消えてしまったかのように思わされる事態が続いた。

(中略)

 しかし、今回の「上拂大作」という裁判官の出した判決は、「まさか」とか驚愕とかの形容を超えて、まるで超常現象を見ているようで、誰もが呆気にとられて、誰一人、その意味を理解できないのである。

 それはジャーナリストの青木美希さんのツイートで知られることになった。
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 「原発から飛散した放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ、農家が所有しているといえる。故に、東京電力に放射性物質を取り除くよう請求することはできない」

判決に、驚きの声が上がっています。
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 この奇っ怪な超常的判決文を書いたのが、上拂大作という裁判官である。
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 以前、(2011年)放射能汚染されたゴルフ場の所有者が、東京電力に汚染除去と賠償を求めて提訴した。

 福島第一原発から45kmにある二本松の「サンフィールド二本松ゴルフクラブ」が東電に放射性物質の除染を求めて仮処分を申し立てた。
事故後、ゴルフコースからは毎時2~3マイクロシーベルトの高い放射線量が検出され
「営業に支障が出ている」「責任者の東電が除染すべき」と。

 これに対して東電の主張は「東電から飛び散った放射性物質は東電の所有物ではない。したがって東電は除染に責任を持たない」。東電は答弁書では「放射性物質を『もともと無主物であったと考えるのが実態に即している』としている。

 無主物とは「ただよう霧や、海で泳ぐ魚のように、誰のものでもないという意味」だそうで、「東電としては、飛び散った放射性物質を所有しているとは考えていない。したがって検出された放射性物質は責任者がいない、と主張する」。

「さらに答弁書は続ける。『所有権を観念し得るとしても、既に放射性物質はゴルフ場の土地に附合しているはずである。つまり、債務者(東電)が放射性物質を保有しているわけではない』」
「決定は10月下旬に下された。裁判所は東電に除染を求めたゴルフ場の訴えを退けた」

(中略)

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(中略)
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                                  このとき、東京電力が主張した、放射能汚染は「無主物」との主張に、当時の私は激怒を通り越して脳梗塞を起こしそうだったが、今回も、まったく同じ「無主物」の超絶的屁理屈を援用し、さらに汚染は農民の所有だとまで言っている。
 提訴が却下されたので、また脳卒中を起こさないか、我ながら心配だ。

(中略)

安倍政権登場後、司法界の任命権を安倍官邸が支配するようになって以来、今回のような権力への忖度、東京電力という巨大企業の利権への忖度の判決は、司法の論理を完全に破壊して、ただ「お上の利権最優先」の、むき出しの権力絶対化判決ばかり相次いでいる。

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(中略)

 もはや、司法界に合理的な知性は存在せず、安倍政権ヨイショの忖度だけが存在している。ここまで権力独裁が強固になったのは、安倍官邸に統一教会出身の官僚ばかりがのさばっているからだ。

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 その中心人物の名前が、やっと浮き彫りになってきたのは、伊藤詩織さん強姦事件の犯人、山口敬之の逮捕を阻止した人物が明らかになったからである。
 その名は、内閣官房の北村滋・今井尚哉・杉田和博だが、とりわけ今回の内閣改造で、調査室という日本のCIAに相当する部門の局長になったのが北村滋で、この男が、官房から裁判官を任命して、司法界の極端な腐敗変質を引き起こしている張本人であることが明らかになりつつある。

 北村滋という人物について調べているのだが、重要な情報は、すべて検索できなくされていて、国会図書館に直接出向かなければ、情報を得られないようだ。
(中略)

 私の予想では、北村滋の任命裁判官によって、伊藤詩織さん事件も、袴田巌再審事件も、西山美香再審事件も、すべて権力側のメンツが通されるような気がしている。
 もはや司法は司法でない。安倍晋三勢力の独裁のための茶番道具にすぎないのだ。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=350538

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