プラスチックは深刻な海洋汚染の原因となっており、さまざまな国や地域でプラスチック製品に規制を課す動きが活発になっている。
〇カナダ
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〇カナダがプラスチック禁止 ２０２１年から、使い捨て製品
カナダ政府は、使い捨てのプラスチック製品の使用を２０２１年にも禁止すると発表した。プラスチックごみによる海洋環境の悪化を食い止めるのが目的。具体的品目は今後定めるが、レジ袋やストロー、スプーン、フォーク、皿などを想定している。カナダ政府によると、広大な国土の三方を海に囲まれたカナダの海岸線は世界最長。トルドー首相は「カナダ人はプラスチック汚染の影響を直接体験している。未来の世代のため環境をクリーンで安全に保たなくてはならない」と訴えた。
禁止するまでに、どの製品が環境に悪影響を与えているかを科学的に検証するほか、プラスチック製品の製造企業や小売店などに対応を促す。同様に禁止の動きが進む欧州連合（ＥＵ）の施策も参考にするとしている。
トルドー政権は、カナダがホスト国だった１８年の先進７カ国（Ｇ７）首脳会議の首脳宣言に「Ｇ７海洋プラスチック憲章」を盛り込むなど、熱心にプラスチックごみ削減に取り組んでいる。
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〇使い捨てプラ製品は2030年全面的に使用禁止
行政院環境保護署（以下、行政院環保署）は2018年2月13日、海洋ごみの削減をめざす「台湾海洋廃棄物治理行動法案」（以下、「行動法案」）を環境保護団体と共同で発表し、「行動法案」に基づく「使い捨てプラスチック製品の削減および使用制限（スケジュール）」を明らかにした（注2、表参照）。「行動法案」の中で対象としているのは、（1）プラスチック製レジ袋（2）使い捨てプラスチック食器（3）使い捨て持ち帰り用プラスチックコップ（4）使い捨てプラスチックストローである。
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