「SNSと台風」
確かに大型の台風だった。僕の農園も大豆を始め、防風ネットもハウスもかなりヤバいことなってしまった。今しがた復旧してきたが、風が今でも強く、作業を諦めて戻ってきたところ。
「SNSなんて小さな世界だよ」って言ってた人がいたけど、テレビの世界観よりも、SNSの世界観の方が、明らかに有意義だった。
マスコミは風を強調していたが、実際には雨台風だった。だから、風の対策はしたが、雨対策が不完全だった人が多い。
ところが、SNSで流れてくる情報は、雨と川。この情報はテレビという大枠の情報よりも、SNSの友人の情報の方が役に立っていた。
いち早く避難場所に移動して難を逃れたのも、SNSの情報からだという人も多いだろう。
何よりも、SNSの友人達の励ましと情報交換が最も役にたったのではなかろうか。
風よりも雨に気をつけてという情報、川の様子、届かなかった公式情報をSNSで知り、SNSで知ったサイトで、情報を引っ張ってくる。
そして、友人の励ましは心強かったと思う。「こっちは大丈夫だから、こっちに来て」とか、「無いなら持っていくよ」とか。
昔なら、近所同士で助け合っていたのだろうけど、移住者を毛嫌いする人がいることで、コミュニティが崩れ、地元の人と接点を持たない移住者が孤立する田舎。
隣に住んでる人を知らないという都会も含めて、コミュニティが切れてしまっていたが、それをSNSがカバーしていた。
被害はまだまだ明らかになってはいないし、まだ助けを求めている人も多い。Twitterなどで流れてくるヘルプ投稿のリツイート数が数万になっているのを見ていると、少し安心する。
https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/videos/2491790640902093/