関西電力「反原発町長」暗殺指令・・・関西電力が会社ぐるみで町長を暗殺しようとしていたのだ。 「原子力+法人」はどこまで人間を腐らせるのか!?


関西電力「反原発町長」暗殺指令

やはりMOX(プルサーマルは日本特有の造語)導入は、福島原発(東電)だけでなく、高浜原発(関電)でもご苦労されたようで。


「町長、やれや(殺せ)」「犬をつこうてやれ」
関西電力高浜原発現場責任者Kの「反原発町長暗殺指令」
 1999年。福井県大飯郡高浜町の今井理一町長は、高浜原発へのMOX燃料導入、プルサーマル計画の是非を問う住民投票の準備に入っていた。
「町長、やれや」「犬をつこうてやれ」
 発言の主は、関西電力幹部K。
「暗殺指令」を受けたのは、犬のブリーダーだった加藤義孝氏、矢竹雄兒氏だ。ふたりはKの誘いで高浜原発の警備(日本初の犬を使った警備)を行う会社「ダイニチ」のトップになっていた。
「犬の警備を関西電力のすべての原発に導入する。取り仕切るのはあんたらふたりや」(K)
 ふたりはその気になったが、実際に「犬による暗殺」などできるわけがない。町長を尾行したが、実行できぬまま日々が過ぎていった。
<「“指令”を遂行でけん(できない)やっちゃは(奴ら)は仕事も打ち切るで、Kの一方的な通告でしたわ。それでダイニチの仕事は、チョン。簡単なもんですわ。ワシら結局、ゴミ扱いや」(加藤)>(斎藤真『原発の深い闇』別冊宝島)
 人殺しをしなかったふたりは、週刊誌に一切合切をぶちまけた。
<関西電力高浜原発「町長暗殺指令」>(『週刊現代』2008年3月29日号)
 週刊誌発売の5カ月後、Kの告発により、ふたりは恐喝容疑で逮捕された。
 重要なのは、この事件がKの私怨、独断によるものではなく、法人による「企業犯罪」だったことだ。
 殺人ができずに追い詰められたふたりは、関西電力本社に乗り込み、すべてをぶちまけた。
 このとき、対応した関西電力執行役員は、シレッとしてこう言い放ったというのだ。
<「(暗殺指令を)Kがやったことについて、そのようなことがあった、と聞いています。>
 関西電力が会社ぐるみで町長を暗殺しようとしていたのだ。
「原子力+法人」はどこまで人間を腐らせるのか!?
 今回の関西電力「原発マネー」問題の根はこの事件にこそある!!
 野党議員よ! この問題に切り込め!!

Source:
斎藤真『関西電力反原発町長暗殺指令』

あなたはどちらを信じますか?
・関電トップ。
・暗殺指令をぶちまけて逮捕された二人。

参照:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2535042389922684&set=a.171097882983825&type=3&theater

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内容紹介
14基の原発が立ち並ぶ福井県・若狭湾沿岸の“原発銀座”。関西電力の高浜原子力発電所で異常な出来事が起こっていた。獰猛な“原発警備犬”が、完全犯罪の凶器に使われようとしたのだ。国内初の「プルサーマル」(プルトニウムとウランを混合した燃料、MOX燃料を燃やす原子力発電)に固執する“高浜原発の天皇”。ことごとく“天皇”に反発する地元高浜町の町長……。「喉元を犬にくいちぎらせたれや」。“天皇”から、完全犯罪を命じられた警備会社幹部が町長を追尾する……。 本書では、関係者の実名証言、証拠資料とともに、電力会社による地元議会の支配工作、常軌を逸した暗殺指令の顛末がすべて明かされる。 果たして関電首脳は知っていたのか? 黒幕はいたのか?  当事者たちが電力会社の異常な地元対策を実名告発する、ミステリーを超えた戦慄ノンフィクション!!

内容(「BOOK」データベースより)
14基の原発が立ち並ぶ福井県・若狭湾沿岸の“原発銀座”。関西電力の高浜原子力発電所で異常な出来事が起こっていた。獰猛な“原発警備犬”が、犯罪の凶器に使われようとしたのだ。国内初の「プルサーマル」に固執する“高浜原発の天皇”。ことごとく“天皇”に反発する地元高浜町の町長…。「喉元を犬にくいちぎらせたれや」襲撃を命じられた警備会社幹部が町長を追尾する…。電力会社の異常な地元対策を描く大型告発ノンフィクション。

参照:関西電力「反原発町長」暗殺指令

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