【衝撃】最初期のアメリカ先住民が縄文時代の日本人だった可能性が浮上 : 米アイダホ州で発掘された1万6000年前の石器が語る古代人の大陸移動の真実

アメリカの最初の先住民族は日本人だったかもしれない。これまでの定説に反し、1万6000年以上も前にアメリカ大陸に人類は移住していた。更に、発掘された石器や遺物が、日本で見つかったものと非常に似ている事が分かってきた。

indeepさんより引用 リンク
◆日本の石器がアイダホ州で見つかり、その時代は、最初期のアメリカ人と考えられているものよりはるかに古かった

科学において、「この発見はすべてを変える可能性がある」という表現はやや過剰であるものだが、しかし、アイダホ州からの最新のニュースは、北米大陸に最初に定住した人類について、これまでの定説を覆すかもしれない。

アイダホ州で見つかった石器と動物の骨の破片は、放射性炭素年代測定により 16,600年前のものだとわかった。この 16,600年前という年代は、これまでアメリカへの最初の入植者たちの文化と考えられているクローヴィス文化より 1,000年以上遡る。

さらに驚くべきことは、このアイダホ州で見つかった石器は、他のどの地域と同じ特徴を持っていたかということだ。それは、シベリアでなく「日本」で見つかったものと一致したのだ。

科学メディア「 SCIニュース」の取材に、この研究の研究者である米オレゴン州立大学のローレン・デイビス教授 (Professor Loren Davis)は以下のように述べている。

「下層の考古学的地層に 14,000年以上前の放射性炭素が含まれていることを初めて見たとき、私はとても驚きましたが、同時に懐疑的でした。それで、それが正しいことを確認するために、より多くの放射性炭素年代測定を実行したのですが、下層の年代は一貫して、14,000年前から 16,000年前を示したのです」

デイビス教授は、アイダホ州のクーパーズ・フェリー(Cooper’s Ferry)として知られる地域で発掘調査を 10年間行っている。この調査は、この地域の初期の先住民に関する論文から始まった。クーパーズ・フェリーは、サーモン川の曲がり角にあり、サーモン川は、コロンビア川の主要な支流であるスネーク川によって供給される。

デイビス教授はこのように言う。

「この 10年間の調査の中で、発掘される年代はどんどん古くなってきています。最初は、この場所が、これほど古い年代が発掘される場となるとは思っていませんでした」

デイビス教授と研究チームは、これまでに 189個の石器の遺物(工具、発射体、刃など)に加えて、炭と、火によって割れた岩、そして、86個の大きな動物の骨の破片を発見した。

これらの石器や遺物の年代は、アメリカ大陸の最初の入植者によるものと長い間考えられているクローヴィス文化よりも古い。また、これらの石器や遺物の特徴は、クローヴィス文化の特徴とは違っていた。

そして、デイビス教授は、 SCIニュースに以下のように述べた。

「クーパーズ・フェリーで発見された最も古い遺物は、北東アジア、特に、日本で見つかった古い遺物と非常によく似ているのです」

なんと日本! サーモン川は、スネーク川、そしてコロンビア川へと連なり、それは太平洋につながっている。これまでは、アメリカ大陸への最初の入植者たちは、シベリアからアラスカを辿って歩いてやって来たと考えられていた。

しかし、アメリカ大陸への最初の入植者は、そうではなく、大平洋を船で横断してアジアからやって来た可能性が出てきたのだ。

これについて、デイビス教授は以下のように述べる。

「これらの古い石器や遺物が、北東アジアのものと似ている理由としては、はっきりとしたことは言えないにしても、ひとつの可能性としてあるのは、この人たちは、大平洋を渡ってきたということです。そして、そこからコロンビア川の河口を見出し、その沿岸から移動してきたのではないかと」

しかし、このデイビス教授の予測は、あくまで可能性があるということであり、決定的なことを意味するものではない。科学メディア「ライブサイエンス」では、米コロラド大学ボルダー校の北極高山研究所の研究員ジョン・ホッファー(John Hoffecker)氏が、その研究の中で、クーパーズ・フェリー周辺のアメリカ先住民は、当時の日本人との遺伝的関係を持たないことを指摘している。

あるいは、移動の中で絶滅した種族もいたのかもしれないが、いずれにしても、現時点では、北アメリカ大陸の最初の入植者が日本から大平洋を渡ってやってきたというのは仮説でしかない。デイビス教授とチームは、クーパーズ・フェリーで発見された骨と、南米チリやテキサス州、オレゴン州など他の場所で発見された骨との遺伝的な比較調査を望んでいる。

今のところは、今回の発見が「すべてを変える」という段階になっているわけではないかもしれないが、しかし、今から 1万6000年前の時代に「日本から船でアイダホ州にやって来た人たちがいたのかもしれない」ということも、少なくとも可能性としてはあるのだ。

研究が進む中で、アメリカ大陸最初の人類に関してのこの神秘的な結果の結論が明らかになっていくのかもしれない。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=349192

シェアする

フォローする