狂気としか言えない、在庫処理で薬を投与:患者6人に、通常の8倍のクスリを投与。院内のトップは「在庫はどうするんじゃ。病院経営も考えろ」などと言って、聞き入れなかった。

もはや病院も経営第一、人の生命は第二、第三であるのは常識ですよね。

クスリを在庫処分のために投げ売り(患者への過剰投与)することもあるようです。

氷山の一角でなければよいのですが・・・

精神科治療を行う、広島県福山市の福山友愛病院(361床)が昨年11~12月、統合失調症などの患者6人に本来は必要のないパーキンソン病の治療薬を投与していたことがわかった。

 病院を運営する医療法人「紘友(こうゆう)会」の末丸紘三会長の指示による投薬で、病院側は取材に「使用期限の迫った薬の在庫処理がきっかけの一つ」と説明。患者の一人は投与後、嘔吐(おうと)し、体調不良となっていた。

 病院によると、末丸会長は病院で精神科医としても勤務しており、昨年11月28日~12月6日、主治医に相談せず、パーキンソン病の治療薬「レキップ」の錠剤(2ミリ・グラム)を統合失調症などの患者6人に投与するよう看護師に指示し、複数回、飲ませた。また末丸会長は、通常の8倍の投与量を指示していた。

 レキップは統合失調症を悪化させる恐れがあり、昨年12月の院内の医局会では、一部の医師がレキップ投与を批判。末丸会長は「在庫はどうするんじゃ。病院経営も考えろ」などと言って、聞き入れなかったという。

 当時、病院では使用期限(昨年11月末)の迫ったレキップが70錠残り、うち62錠が6人の患者に投与された。投与後、1人は体調を崩し、残り5人に体調不良は起きなかったという。

 末丸会長は今月、読売新聞の取材に「薬は経験則で使った」と話し、在庫処理については否定。病院は調査委員会を設置、行政側への報告などを検討している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00050188-yom-soci

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