日本はもうじき「毎年100万人ほどが消滅する国へ」・・・海外でショッキングに報じられる日本の世界最速となる異常な人口減

総務省は12日、昨年10月1日現在の人口推計を発表したが、日本の人口は過去最大の減少を示し、70歳以上が初めて2割を超えたという。依然、日本の少子化・高齢化は加速している。

日本での報道は淡々としたものであるが、海外では相当大きな衝撃として伝えられているようだ。我々日本人は状況を正確に認識し危機として捉えなければならない。なぜならば今の日本で起きているこの「人口減少」は人類史で例を見ない「自然の人口減」であるからだ。

「indeep」よりの引用です。リンク
◆日本で人口減少のペースが加速しており、この国は近い将来、中程度の規模の都市に相当する人口を毎年失うことになる。

総務省が発表した新しい数字によると、日本の人口は昨年より 43万人以上も減少した。これでも、 16万1,000人以上の移民による、日本としては記録的な純流入によって部分的に相殺されているが、全体的な減少のペースは、マイナス 0.21パーセントの新たな最高値を記録した。日本の総人口は、2010年の 1億2800万人のピークから減少し、1億2640万人となった。

ルーマニアやブルガリアなど、移民の多い一部のヨーロッパ諸国でも、急速に人口が減少しているが、移民の少ない日本においての人口減少は自然のもので、これは世界最速の減少のペースだ。人口減少のペースが速いほど、より恒久的な移民の流入を許可するかどうか、および国内消費に依存している日本企業に厳しい状況があらわれるかどうかというようなことについての日本でのジレンマは高まっていくことになるだろう。

政策研究大学院大学名誉教授の松谷明彦氏は、「日本の人口が急減している理由は、少子化ではなく、むしろ死亡者数の増加です」と述べている。松谷教授は、以下のように付け加えた。

「日本は、第二次世界大戦前に、出生率を上げるという軍事的圧力のためにベビーブームを起こしましたが、これらの人々が亡くなる時代に近づいているのです」

日本では、急速な高齢化に加えて、都市への移住のペースが速いため、人口の減少は特に農村部や日本の地方都市で深刻になっている。青森県や秋田県などの東北の地域では、人口が毎年 1パーセント以上減少し続けている。一部の市町村では、人口を構成する人々に 70歳未満がまったくいない場所も出てきており、それらの場所では、日本で「シャッター街」と呼ばれる、開くことはない商店街が連なる。

松谷教授によると、日本の死亡数は 2030年頃にピークに達するまでは着実に増加すると見込まれており、その結果、人口の減少が加速しているという。その後、少子高齢化により、人口の減少は続くだろうが、減少のペースの加速は止まるだろうと述べる。厚生労働省の機関である「国立社会保障・人口問題研究所」は、今世紀半ばまでに日本は、毎年約 90万人の人口を失うと予測している。この数は、スコットランドのグラスゴーや米テキサス州のオースティン市と同じくらいの人口だ。

日本では、2018年 10月までの 1年間に、94万4,146人の出生があった。それに対して、同じ期間に 136万8,632人が死亡した。2011年には、出生数が 107万3,663人で、死亡数は 125万6,387人だった。東京大学名誉教授であり、立正大学教授の吉川洋氏は、長期予測によると、日本の人口は 100年後にはわずか 5000万人に減少することが示されていると述べる。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=345142

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