地球温暖化と二酸化炭素量は関係ない

地球温暖化説にとってちょっとつらい報告を紹介しよう。それは、1994年秋にイギリス、リーディング大学の3人の科学者が「ネイチャー」に発表した論文である。彼らが化石の中の酸素同位体などの調査をもとに行った研究によれば、恐竜の全盛期であった白亜紀(1億4400万年前~6500万年前まで)の地球大気には2000PPm、つまり現在の8倍もの二酸化炭素が含まれていた。ところが当時の平均気温は、いまとほとんど同じだったという。つまり、二酸化炭素の量によって地球の大気温度を単純に予測することはできないということである。温度を動かすメカニズムは他にあるのだ。

このように地球大気の研究が進むにつれ、研究者たちは、自然界の複雑さと現在の大気モデルの根拠の薄弱さを思い知るばかりである。近年では、地球は温暖化どころか、むしろ寒冷化に向かっているとする報告もしばしば目にする。温暖化よりも寒冷化の方が、人間を含めて生物の世界が受ける打撃は比較にならないほど大きい。

ビッグバン理論や素粒子理論が間違っていたからといって、人間社会や地球のあらゆる生物が深刻な打撃を受けるということはありそうにない(それらを信じてきた人々は個人的に落胆し、その研究に投じられた巨額の税金は無駄になるかもしれないが)。

しかし、地球の大気についての理論がいい加減であるために国や自治体が誤った施策を実行すると、それは入間とその他すべての生物の世界に悲劇をもたらす可能性がある。その意味では、きわめて社会性の強い温暖化予測や大気大循環モデルと称するものに対し、納税者としてのわれわれは、単なる知的興味以上の、批判的で厳しい目を向けるべきではなかろうか。

以上がその抜粋記事です。「理論がいい加減であるために国や自治体が誤った施策を実行する」ことによって、大きな混乱が起こるのは地震関係でも同じです。私は間違ったプレート説によって、誤った施策が行われているのではないかと思っています。「納税者としてのわれわれは、単なる知的興味以上の、批判的で厳しい目を向けるべきではなかろうか。」という言葉は地震関係の予算執行に関しても言えることだと思っています。

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