このままいけば、2060年には男性はほとんど生殖機能を持たなくなってしまう。

男性の精子減少。

個人的には、家畜に与える成長ホルモン(女性ホルモンのエストロゲン)の影響。雄性不稔野菜(生殖能力を失った野菜)の増加が絡んでいる気がします。

> 精子数に関する現在のデータが論理的に帰結していくとすれば、2060年には、男性はほとんどまったく生殖機能を持たないことになってしまう。
これは衝撃だ。

IN DEEP より転載です
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Huge drop in men’s sperm levels confirmed by new study
The Conversation 2017/07/30

新しい研究によって確認された男性の精子のレベルの激しい低下

エルサレムにあるヘブライ大学の新しい研究によると、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドの男性の精子数は 1973年から 2011年にかけて 50% – 60%も減少していることがわかった。

このデータは 42,935人を対象に分析して得られたが、驚いたことに、アジア、アフリカおよび南米の男性では、精子数の低下は見られなかった。しかし、これらの地域からの収集データ数は限られている。

全体としては、今回の研究結果は非常に厄介な報告となっているといえる。

男性の精子数が減少しているかどうかに関しては、これまで科学者たちの間で議論が長引いていた。しかし、今回の研究がこれまでと異なるのは、そのデータ分析の質だ。

それは体系的に行われ、これまでの研究に影響を与えた問題のいくつか、それは精子の数の数え方や、また数十年間の長い期間でおこなわれた研究との比較も行い、男性の精子数について統計的に説明しているのだ。

そのようなこともあり、今回のヘブライ大学のデータに関して専門家たちは、提示されたデータが高い品質を持ち、その結論は驚くべきであるにも関わらず信頼できるものであることに同意している。

いったい男性の精子に何が起きているのか?

男性の生殖機能の異常の増加については、医学界には長年の懸念がある。そこには、精巣がんの増加などもあるが、男性の精子数の減少は、これらの増加と一致しており、この懸念に重みを加えている。

男性の生殖機能は、何らかの攻撃を受けており、近年その機能が急速に衰退している。

実際、精子数に関する現在のデータが論理的に帰結していくとすれば、2060年には、男性はほとんどまったく生殖機能を持たないことになってしまう。

なぜ、男性の生殖機能がこのようなことになっているのかについて明確な説明がされたことはないが、最も合理的な要因としては、環境の変化だと考えられている。

現在の研究では、男性の胎児は特に汚染物質への曝露の影響を受けやすいことを示唆している。胎児の早期に胎内で起きる事象は、成人になってから非常に重要な影響を及ぼす可能性がある。

明白なのは、なぜ精子数の減少が起きているのかを知るためには、今よりもはるかに多くの研究が必要であるということだ。男性の生殖機能を増加に転じさせるための緊急の転換が必要だ。

しかし、男性の精子数の減少は明確に示されているとはいえ、すべての研究がこれを示しているとは限らない。たとえば、地理的な違いがあるわけで、その地理的な違いは何によるものであるか、そこには遺伝的差異であるかもしれないし、特定の汚染物質への暴露などがあるかもしれないが、それらを判断することが重要だ。

参照:http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=343206

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