清和会と経世会
福田=小泉=安倍総理大臣が代表的な清和会系である。そして、田中角栄=竹下=橋本=小渕などの人々が経世会系の総理大臣である。両者の違いをすごく簡単に言うと清和会はアメリカの手下であって、経世会はアメリカに嫌われた人たちというイメージであろうか。ここに緒方竹虎から続く自民党とCIAとの歴史が関係している。清和会系はアメリカに有利な政策を遂行し、CIAからカネをもらい、その指示に従ってきた。日本の大手マスコミは一切報道しないが、岸信介元首相がCIAに雇われたエージェントであったことは、情報公開された米国務省資料や米公文書館資料で証明されていることだ。
一方の経世会系はアメリカ重視主義というよりヨーロッパやアジアとも外交関係を強化していこうという考え方である。田中角栄などはまさにその通りであろう。その結果アメリカの支配を受け入れる人しかこの国では活躍できなくなっている。小泉元総理などはアメリカのポチとして徹底的なまでに日本を売り渡し、徹底的なまでに格差を助長した。安倍総理もその系譜をたどっているに過ぎず保守などと呼ぶのもおこがましい。そしてここではアメリカと書いているが、このアメリカはアメリカ合衆国ではなく「彼ら」のことを表しているのだ。
ここでも一言申し添えておくが、私は政治家で応援している人など一人もいない。今の自民党を応援しない人々はほとんどすべて「小沢一郎」を推薦するが、私は彼も信用してはいない。どんな政治家であれ期待するなど全く無意味であると思っている。現在の状況で何かの政党を熱心に支持する人々など所詮グーミンでしかない。ただし総理大臣の末路をみると、清和会と経世会の差は一目瞭然である。清和会は皆長生きで政治的にも安定していたが、一方経世会は・・・
田中角栄:ロッキード事件のあと脳梗塞。
●竹下登:リクルート事件のあと変形性脊椎症になる。ひもにつられた話が有名。
●橋本龍太郎:日本歯科医師連盟からの1億円ヤミ献金スキャンダルで政界引退。その後若年にして亡くなる。
●小渕恵三:任期半ばにして脳梗塞で死亡。
政治家やってれば全員金マミレなのはよくわかるが、田中角栄氏、竹下登氏、橋本龍太郎氏も、金丸信氏も、小渕惠三氏も、鈴木宗男氏も、小沢一郎氏も経世会である。これほどわかりやすい事例もないだろう。
また前述したが清和会の政治家たちの多くが、統一教会支援議員や今でいう日本会議系であることは有名である。一例をあげれば以下の通りになる。皆さんがご存知のように統一教会は韓国系の宗教法人だが、その韓国系の宗教法人を保守系の自民党員が支持するのは、彼らが述べていることに論理矛盾あることの証左であろう。統一教会と創価学会の関係の深さはもはや語るまでもなく、様々な著書やネット上のサイトがあるであろう。
岸信介
福田赳夫
中曽根康弘
安倍晋太郎
安倍晋三