「現代は健康長寿の時代」のウソ・・・現代は医療が発展し救急医療が充実したことで、事故死や乳幼児死、出産死は劇的に減りました。 そのため、たしかに平均寿命こそ長くなりましたが、実際のところはどうでしょう

「現代は健康長寿の時代」のウソ
 
飢餓を前提としている私たちの体の仕組みに死因や病気の変遷。
これらに鑑みれば、現代人より昔の人、近代以前の人々のほうがはるかに健康で、しかも長生きだったと考えるのが自然です。
こんなことをいうと、「医療が発達している現代のほうが、ずっと健康なはず」「日本人の平均寿命は世界トップレベルでは?」などと思う人もいるでしょう。
 
しかし平均寿命とはしょせん、数字のまやかしに過ぎません。
近代医療が発達する以前は、事故死、死産、乳幼児の死亡が珍しくありませんでした。
たとえば落馬した、屋根から落ちた、大八車にひかれたといった類のケガは、昔は死に直結しました。
 
妊産婦のケアも行き届いておらず、流産や死産の確率は、現代をはるかしのぎます。
難産で命を落とす若い女性も少なくありませんでした。
特にこれは中世で顕著であり、古代民族や野生動物は死産が少ないことがわかっています。
 
つまり現代なら救えるはずの命が昔は救えず、若くしてあるいは幼くして死んでしまう人が相当数いたのです。
 
平均寿命とは、こうした「不慮の死」も含めて平らにならした数字であることを忘れてはいけません。
 
他方、現代は医療が発展し救急医療が充実したことで、事故死や乳幼児死、出産死は劇的に減りました。
そのため、たしかに平均寿命こそ長くなりましたが、実際のところはどうでしょう。
 
「健康で長生きか?」といえば、とてもそうは思えない現状があります。
日本は世界で一番健康寿命と平均寿命の差が大きい国でもあります。
さらにいえば各国の平均寿命の計算法はバラバラであり、日本などずっと二位である香港が発表した二日後に発表したりを繰り返していました。
 
戸籍上生きていない人も平均寿命に加えられていますし、老人ホームで縛られて胃瘻漬けになっている老人も平均寿命を押し上げる形になっています。
そして最も重要なのは若い人のガンや難病や膠原病などの病気が、激増しているのをどうとらえるかです。  
 
これらは社会毒や炭水化物の食べ過ぎその他で起こるわけですが、昔の人たちは外傷や感染症がなければそう簡単に死なず、老衰で死ぬ人も多かったのです。
戦前の日本でさえ癌は40人に一人程度で非常に珍しく、当然ながら健診も人間ドックも救急外来もありません。
 
もし私たちがその時代にタイムスリップしたと仮定したならば、多くの人が現代病で助からずに死んでしまうでしょう。
つまり我々は自分達が望まない連中の政策によりゆっくり病気とされながら、さらにアロパシーで生き長らえるように仕向けられ、その医療も社会毒の利益も病気になりながらの収入も、全部吸い上げられているのです。

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