スマホで脳の「聞く力」が低下している・・・「スマホ認知症」とも言われているその現象は、スマホが私達の脳に良くない影響を与えることを物語っている

スマートフォンが日常生活に馴染んで久しいが、
近年ある側面が問題になっている。

「スマホ認知症」とも言われているその現象は、
スマホが私達の脳に良くない影響を与えることを物語っている。
日常生活のなかで何か不便なことや分からないことが起こると、
私達はすぐにスマホに頼ってしまう。

その中でもとりわけ問題になっているのは「聴覚をつかさどる部位」が使われないことだ。
スマホを多用することによって脳は視覚からの情報ばかりを供給することになっている。

脳のはたらきも部位によっていくつもあり、聴覚系、視覚系、思考系など様々に分かれている。
これらの様々な部位がバランス良く機能することで脳は成長していくのだ。
しかし供給される感覚が偏ってしまうと、脳全体の成長バランスは崩れてしまうのだ。

現在のスマホが多用されている状態では視覚からの情報に感覚の部位が偏っており、
聴覚で感じる機能は成長せず、物事をきちんと聞いて理解し、記憶することが出来なくなる。

聞く力が弱い人はあらゆる場面で弊害が起きてくる。
中でも深刻な問題は「相手の気持ちを察することが出来ない」人が増えていることだ。

相手の声音を聞いても相手が怒っているのか、喜んでいるのか分からず判断を間違えてしまう若者は着実に増えているようだ。
こうした人は社会においても成果を出していくことは難しい。

現代において、社会に有力な人間を育てるには、確実に失われつつある「聞く力」をどう育てていくかが最も直近の課題だと言えるだろう。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=340842

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