現代社会にみる安全な水とは

日本の水道は塩素消毒されており、それにより感染症のリスクは激減しましたがかわりに新たな病気の源となりました。それが現代病でありアレルギーなどであり動脈硬化性疾患です。アメリカでは古くから塩素と粥状動脈硬化の関係が示唆されていましたし、アメリカのJ・M・プライス博士は、「塩素がアテローム性動脈硬化に起因する心臓発作や、脳血管障害の決定的な原因になっている」と述べています。現代病を未然に防ぎたいなら食事だけでなく、身の回りに潜む社会毒を避ける努力をしなければいけません。

また水道水には放射能や塩素だけでなく、アルミニウムや鉛や錆止め塗料なども入っています。たとえばその一つであるMDA(メチレンジアニリン)は、
かなり強力な毒であり発がん物質であることがわかっていますが、最近の水道管劣化により水道に混入しているのです。実は1989年には厚生労働省も有毒性芳香族アミンの塗料を使用規制しているのですが、実質上は野放しなのでここでもやはり自分の身は自分で守らなければなりません。

現代においていちばん簡単な方法は浄水器を使用することです。そんなに高い浄水器である必要はなく、塩素とアルミと鉛が除去できるだけでも、かなり毒性は軽減しています。浄水器メーカーがビジネス文句として健康効果があると言っているのは別に間違いではないのです。まずは台所と洗面器の水道、そしてシャワーノズルに浄水器をつけることから始めましょう。また風呂のお水もできればそのほうがいいのですが、風呂の水を毎日浄水器で浄水するとなるとかなりのコストがかかります。

それが経済的に難しいという場合は、ビタミンCを風呂のお湯に入れたり無農薬みかんの皮を入れたり、ゆずを入れたり枇杷の葉を入れることをやってみればいいでしょう。完全ではありませんがビタミンやフィトケミカルが働いて、毒の中和作用が期待できます。またよく使われるのが備長炭であり、これも有害ミネラルなどの吸着効果が期待されています。ホームセンターなどに行けばお風呂用の備長炭はよく売られていますので、それを利用するのもいいかもしれません。天然塩を入れるのも効果があり、ミネラルの補給だけでなく汗をかいてデトックスするのにも役立ちます。そうやって少しケチケチしながら社会毒を避ける努力をすることが肝要です。

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