【支配欲という存在】人の為に働きたいという人たちの言葉の裏には、自分が決して満たされなかった様々な欲望が入り込んでいます。わざとやる人もいますが気付いてない人がほとんどです。

支配欲という存在

社会のことがいろいろわかってくると、周りと齟齬を生じることが増えてきます。テレビと新聞しか信じない人にはなかなか話が通じません。それくらいならましな方であり、テレビと新聞が嘘だということは見抜けるようになっても、それを指摘する人同士がどうたら、相手が裏切っただ信用できないだ嘘をついただ、言うことを聞いてくれないだどうだとカス丸出しなことを言っています。

ニンゲンというものの本質を鑑みれば、ニンゲンは決して人のためには動きませんし、人の為に動くというふりをするのが得意です。よく人の為にという言葉を口にする人がいますが、ここには二重の罠が隠れています。人の為に働きたいという人たちの言葉の裏には、自分が決して満たされなかった様々な欲望が入り込んでいます。わざとやる人もいますが気付いてない人がほとんどです。

裏切られた、嘘をついたと人を責める人の考えとは、自分の思い通りにならなかったという欲望の裏返しです。本来ヒトなどというものの本質を理解していれば、そんな気持ちにはなりません。まあ、気持ちはわかります。わたしだってすべての人に信用しないという気持ちを持てるわけでもなく、ニンゲン界などというものは欲望をどうやって満たしあうかの世界なのです。

どんな宗教であっても学問であっても、究極的には欲望を満たすためのものでしかありません。真実を知るとか社会を変えるとか、それも所詮同じ穴のムジナですが、追求者や社会改革者は探究者であればあるほどこの穴に陥ります。これらが世界の本質であるのを理解すればするほどに、この世界で生きていることも何かを為そうとすることも無駄に思えてきます。

では何を見て何を考えて生きていけばいいのでしょう。これに答えはありませんが私は結局、家族や親友を大事にするだけだと思っています。真にその人たちと信頼関係があったとすれば、その人たちは裏切るという概念そのものを持っていません。世界が敵にまわっても世界の旗を焼きつくし、ともに生きていこうとするのです。それを見つけるのが人生の醍醐味かもしれませんね。

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