震度6強(後に震度7)の地震が発生したのは、2年前の熊本地震以来であり、北海道では統計上初

9月6日の真夜中の3時8分に北海道の胆振地方中東部、安平町を震源とする震度6強、マグニチュード6.7の大地震が発生しました。

震度6強の地震が発生したのは、2年前の熊本地震以来であり、北海道では統計上初であるそうです。

札幌でも震度5前後を記録し、大規模停電となっており、まずは被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、これ以上被害が大きくならないことを祈っております。

地震発生後も規模の大きな余震が多発しており、これが本震なのか、前震なのかわからず、ここから新月(10日)を越すまでの1週間程度は、引き続き大きな地震に警戒された方が良いと思います。

それにしても、西日本での災害が続き、南海トラフや首都直下型の地震ばかりが噂される中で、まさかの北海道での大地震。

今回の震源地となった、胆振地方中東部にある安平町は、新千歳空港にもほど近い場所であり、環太平洋の火山帯からも外れています。

ただ、北海道にある代表的な8つの活断層エリアのうちの1つ、石狩低地東縁断層帯が安平町の西部に走っており、今回の震源地は安平町の東部でありましたが、何か関係しているのかもしれません。

胆振地方中東部は、石狩低地東縁断層帯の影響もあって過去に何度か中規模地震が起こっており、直近では2017年7月1日に震度5弱、2014年11月3日にも震度4の地震が発生しています。

とはいえ、今回は北海道の中でも比較的珍しいエリアでも大規模地震となったと思います。

昨日の未明、5日の5時11分にも茨城県を震源とするマグニチュード5.6、最大震度4の中規模地震が発生しました。

この連日の地震と関係していると言われるのが、今回西日本に猛威を振る舞った台風21号。

台風と地震の連動性は、かねてより様々な諸説があり、

・ 台風は地震エネルギーが蓄積中のエリア上を進路にとる
・ 地震エネルギーが解放される直前のエリアは避けてとおる
・ 台風から温帯低気圧になったエリアが直後に高気圧(晴れ)となった場合に地震エネルギーが解放される

こんな法則があるそうです。

ここ最近は、東から西へと、前代未聞の台風進路だったり、西日本を中心に台風が上陸することもあることから、台風が通った場所は、すぐにではなくとも、まだ地震エネルギーが地中に溜まっている可能性があります。

一方で今回のように地震エネルギーが解放された茨城は、台風が通ったエリアとは反対側であり、また北海道まで到達した台風21号は、北海道で温帯低気圧に変わったので、ここも地震エネルギーが解放された可能性があります。

火山大国である日本。

間違いなく、環太平洋という大きなエリアで火山活動は活発しており、北海道で起こったからといって、いつ反対型の九州で再び大きな地震が発生してもおかしくはありません。

振り子の法則で、日本列島は北端が揺れると南端が揺れることがあります。

フォッサマグナ、諏訪湖から富士山を中心にシーソーのような現象が起こります。

もちろん、その中心にある八ヶ岳周辺もいつ何が起こるかわかりません。

各地域とも、しばらく地震や火山活動にはご注意くださいませ。

https://www.facebook.com/taihei.takizawa/posts/1874070556006084?__tn__=-R

シェアする

フォローする