“Dr,Higa’s Theory” EM技術、微生物の新しい姿-その1 ノーベル賞受賞者、MIT教授ら世界級の知性から共感と期待の声

それは、人類の平和と社会の繁栄を心から願う世界的科学者が、あるいは世界有数の大学研究者らが、それぞれ研究の立場の違いはあれど共通した認識で、琉球大学名誉教授でEM(有用微生物群)の開発者である比嘉照夫氏の科学的根拠に基づく確かな理論と、世界150か国に普及しているその実践的な成功事例に共感と期待の声を寄せている。深刻の度を増すこの現代社会の現実に立ち向かう真摯な姿勢が共鳴するのだろう、と思う

                    DNDメルマガ編集長、出口俊一

◇ノーベル賞の大村先生がEM技術に言及

 北里大学特別栄誉教授で、ノーベル生理学・医学賞の大村智先生が、昨年、「微生物のお蔭です」との受賞のコメントを出した。大村先生について、受賞時にわたしはこんなメルマガを配信した。

「微生物の力、微生物のおかげです」-ノーベル医学・生理学賞の大村智氏-

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 メルマガから大村先生のコメントを拾うと、微生物への感謝とともに比嘉教授の取り組み姿勢と同様の「世のために役に立つ」というある種の使命感が強く感じられた。

・「私の仕事は、微生物の力を借りただけのことで、私自身、えらいことを考えて難しいことをやったわけではない。すべて微生物がやってくれた仕事を提供させていただきながら、今日まできている。そういう意味でこのような賞を私がいただいていいのかなあ」

・「日本というのは、微生物をうまく使いこなしてきたという歴史があります。食糧にしても、農業生産にしても、われわれの先輩は、微生物の性質をよく知って、そして人のため、世の中のためという姿勢で役立ててきたという伝統があると思う」

・「もうひとつ、北里柴三郎先生、尊敬する科学者のひとりですが、ともかく科学者というのは人のためにやらなければだめだ、自分のためじゃなく、人のために尽くす、そうすることがとが大事なことなんだ。それは北里柴三郎先生の建学の精神でもあります。人のために少しでも、なんか役に立つことはないか、なんか役に立つことはないか、微生物の力を借りてなんかできないか、と絶えず考えているわけです。そういうことが今回の受賞につながったのではないか、と思います」

 あらためて読み返すと、大村先生の心からほとばしるような鮮烈なコメントの数々に胸を打たれたのはわたしだけではないと思う。上記の内容の一部が、「微生物の力、微生物のおかげ」という格好で新聞の見出しになったのは記憶に新しい。

 一流の学者は、物事を正しく捉えるものだ。そして、人のために尽くすという気高い志を持っていることがわかる。

 それに比べてネットの裏で個人を批判する大学教員が数名存在する。山形大、大阪大、国立天文台、法政大などだ。

 悪戯に事実を曲げてEMを貶めるような行為は、あまりにも恥ずかしい。

 比嘉教授は、大村先生のノーベル医学賞決定を受けて

「微生物は自然力の根元とつながっており人類の抱えるすべての問題を解決する力を持っています。今回の受賞は、その先駆けであり、日本から、この門戸が開かれたことは、歴史の必然だと思います。これを機会に、より多くの人々が微生物の力に関心を深め、より多くの分野で微生物の究極の応用が進展することを期待しています」

 とのメッセージを寄せていた。より多くの分野で微生物の究極の応用が進展することを期待する、との確信は、自らの応用研究の中でその手ごたえを感じていらっしゃるからだろうと、思った。

◇EM技術は、人類の知恵

 つい最近、この夏のことだが、大村先生が上梓したのが『自然が答えを持っている』(潮出版)で、このタイトルはストックホルムでのノーベル賞受賞記念講演の時に使われた。 書籍の帯に「2億人の命を救った男を育んだものは、小さな自然あふれる故郷と愛する芸術だった」とあり、「ご自身の原点を綴った感動のエッセー集」と紹介している。

 この本の中で、大村先生は、EM技術のことに触れている。

・「先般、書店で目に留まり買っておいた『微生物が文明を救う』(比嘉照夫・渡部昇一共著/クレスト社)を子供の頃の農業と今日の農業とを比較しながら、通勤の車中で一気に読み終えた」-と前置きして、

・「化学肥料や農薬に頼る現在の一般的な農業に対して、微生物を利用するEM技術を導入するというものだ。化学肥料に頼る農業は土壌を疲弊させ、田んぼに埋められた藁は容易に土壌化しない。EM技術とは、そのような土壌をEMによって改良することで食料を増産させる技術であり、また、もともとやせている土地を改善することも可能だ」と述べ、EM技術について、「食料を増産させる技術である」と喝破しているのだ。

その原理について、大村先生は、

・「我々が子供の頃は、このEM技術の原形とも言うべき堆肥作りを手伝った。山から木の葉をかき集め、藁を集めて下肥を撒き、微生物を繁殖させ(発酵させ)て作ったものだ。これを利用すれば、土壌を絶えず生きた形で使うことができる。この原理を応用し、いわば堆肥作りを効果的に行うために役立つ微生物を混ぜたものが、EMである」と説明する。

さらに、

・「化学肥料を作るには膨大なエネルギーを必要とする。そのことは巡りめぐって環境破壊の元凶にもなる」-と警告し、比嘉教授のことを指摘しながら、

・「一農学者によって、化学肥料を使う以前の農業の中にあった人類の知恵が歴史から抜け出し、再び役立とうとしているのである」と結んでいる。

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 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=320963

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