がん検診は受けてはいけない!?…検診を受けるほどがんにならないと国民は信じてがん検診に通う。ところが驚愕的な研究報告が存在する。

*****船瀬図書館 みんなの声より転記 リンク

『がん検診は受けてはいけない!?』(徳間書店)という本を出しました。(コラム執筆当時)このタイトルに、ほとんど絶句するでしょう。「がんにならないために、がん検診を受けるのに『受けてはいけない』とは、何ごとだ!」。反発を覚えるのも当然です。

政府は一貫してがんの「早期発見」「早期治療」を呼びかけています。「がんは早期に発見し、早期に治療したほうが助かる」という発想です。「なるほど、検診を受けるほどがんにならない」と国民は信じてせっせとがん検診に通う。ところが、驚愕的な研究報告が存在するのです。それが“チェコ・リポート“。

1990 年、チェコスロバキア(当時)で行なわれた世界初のがん検診の「有効性」を検証する研究。対象者は6300人の健康な男性(全員喫煙者)。くじ引きでA、B、二つのグループに分けました。

Aグループ……年2回。連続3年間。肺がん検診を受診。

それは①胸部レントゲン撮影。②喀痰検査(痰のがん細胞診断)。

Bグループ……まったく検診を受けない。

■受けた人ほど発がん、がん死、早死に
こうして3年間が経過したのち、さらに3年間、両グループの①肺がん発生数、②肺がん死亡者数、③総死亡者数の3点を比較した。その結果は、驚くべきものでした。

だれでも検診を受けたグループのほうが、肺がんにもかからず、長生きしたと思うはず。しかし、結果はまったく逆でした。なんと、肺がん検診を受けたAグループのほうが、より多く①肺がんになり、②肺がんで死に、③早死にしていたのです。

①肺がん発生数
A受診グループ=108人、B非受診グループ=82人(76%)
②肺がん死者数
A受診グループ= 64人、B非受診グループ=47人(73%)
③総死亡者数
A受診グループ=341人、B非受診グループ=293人(73%)
あなたは、わが目を疑うはず。

「がんにならない」ための検診で、ガンになっている!さらにがん検診を受けた人ほど早死にしている。なら「がん検診は受けないほうがいい」。これは子どもでもわかる理屈です。この“チェコ・リポート”は世界中のがん研究者に衝撃を与えました。「何かの間違いだ!」「偶然にすぎない」。ところが、アメリカでも、まったく同じ手法で肺がん検診の実験を行なったら同じ結論が出た。

これら実験方法を新潟大学医学部の岡田正彦教授(医療統計学) は前向きの調査と呼びます。それは、対象者をくじ引きで2群に分け、検診を受けるAグループと、受けないBグループ(対照群)に分けて追跡調査する手法。これは疫学調査の基本です。その実験方法でチェコ、アメリカいずれの研究でも「がん検診の有害無益」が完璧に証明されたのです。

■検診で発がんさせ治療で殺す
なぜ、このような驚愕的結果が出たのか?“チェコ・リポート”担当者はこう推論しています。

(1)繰り返されたレントゲン検査のX線被ばくで新たながんが発生
(2)放置してよいがんが多かったかもしれない(余計な治療で死なせた)
(3)不必要な手術で患者の抵抗力が落ち他の病気で死亡した。

つまり、がん検診のX線で発がんさせ、がん治療で死なせた…!まさに戦慄する現実です。さらに背筋が凍るのは、この医学リポートを、世界のマスコミ、医学界、政府までもが完全に闇に葬ったことです。巨大ながん利権(がん・マフィア)の圧力で潰された。そのほうが恐ろしい。

さらに日本政府(厚労省)は真逆のでっち上げデータをねつ造発表したから悪質。それを「肺がん検診で生存率2倍」と大々的に公共PRした。「これはまったくの嘘!」と岡田教授は断罪する。国民は、この“ねつ造“報告を信じてがん検診に通っている・・・。

その他の検診はさらに危険です。胃がん・バリウム検診のCTスキャンのX線被ばくは肺がん検診の100倍超!大腸がんはさらに3倍も危険。乳がん、子宮がん、前立腺がんなども検診の「有効性」は否定されています。さらに「検診で発見される早期がんは良性(シ口)」と近藤誠医師(慶大医学部)は断言される。さらに猛毒抗がん剤や有害放射線を浴びせるため悪性化、凶暴化させているだけなのです。

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=337812

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