モンゴル南部に広がる広大なゴビ砂漠。
ここは世界最大のパワースポットと呼ばれており、世界エネルギーセンターと呼ばれる聖地があります。
現地での名前は、シャンバラ・ランド。
都市伝説のような噂ではなく、国際的な科学機関が衛星を使って世界中を調査した中で、圧倒的な磁場を放出している異常エネルギー地帯が、このゴビ砂漠南部の数十キロのエリアであり、その中心にシャンバラはあります。
モンゴルの首都、ウランバートルから車で8時間以上もかけて、ただひたすら草原の景色から砂漠の景色を眺める一本道を進む、移動だけでも体力のいる場所です。
ここゴビ砂漠には、今から200年ほど前にモンゴル最大の聖人「ダンザンジャブラー」という僧がいて、人々に啓蒙活動をしていました。
モンゴル版のお釈迦様、キリスト、空海のような存在であり、モンゴルでは誰もが知っている聖人です。
シャンバラにある108ある洞窟で108日間の瞑想修行をしており、神通力も身につけたサイキックであり、数々の伝説を残しています。
「ここは縁がある人しか訪れない。あなたがたはダンザンジャブラーと過去生で縁があったから来た」
ゴビ砂漠の現地に住むおじいさんのガイドは、シャンバラのエネルギーセンターを訪れるとそう伝えてきました。
ここはスピリチュアルが特別なものではなく、普通に過去生や魂の生まれ変わり、そんなことも当たり前に話すパワースポットであります。
そのおじいさんガイドの話によると、世界には2つのスーパーパワースポットのような聖地があり、その1つはチベットの山、もう1つはここゴビ砂漠のシャンバラであり、ここが世界の中心のパワースポットであると。
それが真実かどうかわかりませんが、実際にシャンバラランドを訪れると、これまでにないエネルギー酔いをして、立っていても、歩いていても眠くて眠くて、何か強烈なエネルギーがあるのを感じました。
同行していた長典男さんに聞くと、やはり相当なエネルギーが放出されている場所であり、そして名前の通り「シャンバラ=地底世界」で、ここは地底世界の出入り口であったようです。
「あったよう」というのは、今はゲートは塞がっており、行き来ができる状態でないそうです。
「ここには日本からかつて皇太子殿下がやってきました」
ガイドのおじいさんは、我々が日本人だと知ると、昔に皇太子殿下がシャンバラを訪れたことを教えてくれました。
皇室にとっても、ここは特別な場所のようです。
シャンバラランドの中心にあるスーパーエネルギースポットは、真っ赤な石の大地となっており、ここに寝っ転がると天地から強力なエネルギーを受信できるということでした。
寝っ転がると、太陽が真上にあって綺麗な日輪が・・・。
いつもの巡礼の旅で出現する「OKサイン」。
どうやらモンゴルのシャンバラからは歓迎されているようです。
ダンザンジャブラーが修行した洞窟も巡り、シャンバラのエネルギースポットで横になって充電して、
そこから最後に向かったのは、このシャンバラエリアでもっとも標高の高い砂漠の山「ハンバヤンズルフ山」です。通称「願いの山」と人々から名付けられた山であり、ここで皇太子殿下は、子供を授かることを願って、本当に実現したように、昔から子宝をはじめ、モンゴルの現地人の中でも願い事を叶えてくれる特別な聖山のようです。
ここが、今回のモンゴルの旅におけるクライマックスだったのか、到着するなり、山から発せられた強烈な磁場で空は不思議な雲がうようよ漂っていました。
「あっ、あそこに鳳凰が・・・!?」
登山の途中に山の上を見上げると、不思議な空模様の中に一体の鳳凰のような雲が飛んでいます。
鳳凰は、実は今回の旅ではとても重要なキーワードの1つでありました。
モンゴルへ旅立つ直前、今回の旅をご一緒した画家の新月紫紺大先生からギャラリーにお招き頂き、
そこで完成したばかりの1つの絵を見せて頂きました。その絵は「白き鳳凰」と名付けらた、青い下地に白い鳳凰の珍しい絵。
通常、鳳凰といえば真っ赤な「火の鳥」が一般的ですが、これは「白い鳥」であり、何かモンゴルと関係があるのではないかと、出発の直前に見せてくれたのでした。
それが、モンゴル最大の聖地で突如として出現。青い空に白い雲で。
そして、山頂でお祈りをするといつの間にか消えてしまい、その直後に今度はゴビ砂漠上空に真っ黒な巨大な筋がピーっと走りました。
現象としては、「薄明光線」という雲の影の珍しい現象だと思うのですが、空を分断するかのような不思議な黒いラインで、その後に黒いラインがもくもく白い雲のラインに変わってきました。
「今度は青龍?」
鳳凰に青龍。
その意味は、すぐにはわからず、同行していた長さんもただいま情報を整理中です。
個人的な感覚としては、何かの存在がゴビ砂漠の中心から解放されたのを強く感じました。
ということで、とりあえず勝手に任務完了感が満載であり、その後は砂漠の中にあるゲルキャンプに宿泊。
360度、なにもない砂漠の中心に30棟ほどもあるゲル(モンゴル伝統テント)施設があります。
とはいえ、宿泊客は、我々グループのみ。。。
誰もこんなところに人は訪れないし、そもそも日本人も滅多に来ないかなって思っていたら、施設の人が
「ここは日本の皇太子殿下が泊まった場所ですよ」
そう教えてくれました。
なんと、シャンバラのエネルギーセンターにしろ、願いの山にしろ、今回のゴビ砂漠の宿泊場所まで、かつて皇太子殿下が訪れた足跡を辿っていました。
次期天皇がかつて訪れたゴビ砂漠とシャンバラ。なんだかとても意味が深いような感覚があります。
まるでドームハウスのようなゲルは、本当に居心地がよく最高の環境でありました。
あいにく、ガスが多い曇り空でしたが、夜中の2時頃にサーっと雲が抜けて、満天の星空も観測できました。
自分は、そのまま1人、ゲルを遠く離れて真っ暗闇の砂漠の中心を散歩、瞑想していました。
今もまだ、ゲートは閉じても地底世界、そして天上世界ともダイレクトに繋がる場所。
多くのメッセージを感じて、結局そのまま一晩砂漠の外で過ごしていました。
すると、翌朝にゴビ砂漠はなんと大雨。
「3ヶ月ぶりの雨」
深刻な水不足で、砂漠の民が雨を切望していたようですが、ちょうど我々が訪れたタイミングで3ヶ月ぶりともなる恵の大雨となり、これは「海から来た民族(我々のこと)」が水を持ってきてくれたと
話題になりました。「(そりゃ、あれだけ巨大な龍が解放されたら、これだけの大雨(嬉ション)するよな・・・)」
内心そんなことも思いながら、ゴビ砂漠の不思議な旅は終えました。
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