生徒に居残りの罰を強いるかわりに「瞑想」を促す

リンクより引用。

■居残り罰のかわりに瞑想を
それだけのことをやらかしたとは言え、遊びたいのを我慢してじっとしていなければならないのは、子どもにとって大変な苦痛であろうことは容易に想像がつく。

そんな居残りの時間に「瞑想」を取り入れた小学校が、複数の海外メディアで取り上げられ大きな注目を集めている。

Hello Gigglesが伝えるところによると、米ボルチモアにある公立小学校、Robert W. Coleman Elementary Schoolでは、生徒に居残りの罰を課すかわりに、瞑想するよう促しているという。

■気持ちを落ち着かせる方法を学ぶ
同校では、居残りを言い渡された生徒は、専用のマットが敷かれた「瞑想ルーム」に向かい、そこで呼吸を意識し、気持ちを落ち着けて瞑想、再び集中力を高めてから教室に戻ることになっている。
瞑想ルームの発案、運営に手を貸しているのは、地元の非営利団体「Holistic Life Foundation」だ。同団体では子どものしつけに必要なのは懲罰ではないと考えている。

自ら瞑想し気持ちを落ち着かせて、問題行動の根本にある不調(心配事やストレス、お腹や頭が痛いなど)を軽減してもらうのが狙いである。

ちなみに同校で瞑想を行うのは、何もやんちゃな生徒ばかりではない。

■思わぬ効果が
生徒たちに瞑想を教えるため、学校にインストラクターを招くと効果てき面で、それ以降、同校で停学処分を受けた子どもは1人もいないという。

同じように停学が減り、生徒の出席率が上がった高校もあるそうだ。

一般的に、瞑想がもたらす効果については、複数の研究結果が報告されている。

■子どもへの効果に期待
いずれも大人を対象にした調査ではあるが、大人に良いのだから、子どもにも良いはずと、同団体では子どもの瞑想を積極的に提唱している。

生徒からは、「テストの時、周りが騒がしくても集中できるようになった」「家でイライラしても、瞑想の時に習った呼吸を試したら気分が落ち着いた」といった声があがっていると、UPROXXは伝えている。

ちなみに、当初「小さな子どもが静かに瞑想できるのか」といった声もあったが、これはまったくの杞憂に終わったという。

 

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