『ついに日本でも始まる。「タダでお金がもらえる」あの制度。』 (リンク)
を読んで、日本でも、ついにベーシックインカム!!始まるんだ!と驚いた。ベーシックインカムというと、ついつい政府主導、国単位で行われるものだと思い込んでいたが、企業発で始められようとしている。
ポスト資本主義社会の構想を担う「Next Commons Lab」というプロジェクトを進めている「合同会社paramita」という企業は、市場社会の制覇力、資本力ではなく、創造力によって資本主義社会の次の社会を創出していこうとしている。HPには
「“Next Commons Lab”は、さまざまな領域で活動するメンバーが集まり、プロジェクトを通じて地域社会と交わりながら、ポスト資本主義社会を具現化する議論と実行の場です。」
「 今を生きる私たちが、理想とする未来を思い描き、 自ら考え、手足を動かし、社会そのものを変えていく。 自由な精神と、良質なカオスの中で未来づくりがはじまります。 さぁ、あなたの創造力を社会に実装する時です。」
とある。 つまり、そうした、さまざまな領域で活動するクリエイターや起業家、 最先端の技術と知見をもった企業と、地域の資源や人材とをつなぎ合わせ、 誰もが「つくる人」として参画するための、インフラとして日本版「ベーシックインカム」が位置付けられている。
私権欠乏が衰弱した世代の欠乏感は、資本主義、市場社会から先の社会の構築へと向かっている。人々が繋がり、本当に必要なものを自ら作り出せる”力”を、個人ではなく、皆で作っていく時代が来たのだと… 大きく時代が動き始めるのを感じた。
********************* ■『ついに日本でも始まる。「タダでお金がもらえる」あの制度。』(リンク)より
仕事を掛け持ちし、複数の収入源がある人。 低賃金で働く人。 収入がない人。 誰でも、毎月、平等に「タダでお金がもらえる」制度を知っているだろうか。その名も「ベーシックインカム」。※ベーシックインカムについて詳しく知りたい方はこちら(リンク)の記事から。 すでに、オランダやサンフランシスコで始まりつつあるこの夢のような制度が、なんと日本に上陸するという。 しかも、都会ではなく田舎で。
3年間、「毎月14万円」支給します。ただしあなたが○○なら。 日本で、夢のような制度「ベーシックインカム」を始めようとしているのは「合同会社paramita」。 同社が仕掛けるプロジェクトが「Next Commons Lab」だ。
“Next Commons Lab”は、さまざまな領域で活動するクリエイターや起業家、 最先端の技術と知見をもった企業と、地域の資源や人材とをつなぎ合わせ、 誰もが「つくる人」として参画するための受け皿として設立された。(Next Commons Labのウェブサイトリンクより) このプロジェクトでは、起業・独立するための支援金として、最大3年間、「毎月14万円」程度のベーシックインカムを支給。それだけでなく「年間30万円」の補助支援金をも支給するという太っ腹ぶり。 しかし「どこでも」「だれでも」というわけではない。 「岩手県の遠野」で「起業しようとする人」というのが最低条件となっている。
「かっこいい名前の地域づくり」ではない。 今回のプロジェクトの目標は、事前に決められた「10個」のプロジェクトテーマに必要なリソースの発掘やマッチングをおこない、思案・実験・実行を繰り返すことにより、3年以内の事業化と汎用的なモデルを確立すること。 プロジェクトテーマは多岐にわたり、「産前・産後ケア」「超低コストハウスの開発」「カフェ作り」「データビジュアライゼーション」など。 なんと、「キリンとクラフトビールを作るプロジェクト」(リンク)も存在する。
ナリワイの代表 伊藤洋志氏の言葉(リンク)を借りれば、「Next Commons Lab」は、かっこいい名前の地域づくり会社ではない。 お金持ちでなくても、自由で豊かな社会「ポスト資本主義社会」の一つの要素になりえる技術やシステムを実際に遠野の地で具現化していく場なのだ。 日本初の試みである「ベーシックインカム」を起点に、全てのプロジェクトを実現することができれば、「日本の新しい地域づくり」の大きな一歩になることは間違いないだろう。 9月から「10名限定」で受け入れを開始する「Next Commons Lab」。 気になった方はこちらから。 |